【スケッチ】ねじりまんぽ(蹴上インクライン)|明治時代の建築遺産

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京都の蹴上インクラインにあるねじりまんぽです。
蹴上周辺は琵琶湖疎水に関する煉瓦造りのレトロ建築が見られます。

蹴上けあげ駅から御陵みささぎ駅の周辺を散策した時に描きました。

スケッチ

スケッチ内容

■基本情報

ねじりまんぽ(蹴上インクライン)
ねじりまんぽ(蹴上インクライン)
制作情報

[制作日]
2019年10月20日 スケッチ

[道具]
・筆ペン(うす墨)
・筆ペン(うす墨改)
・水筆ペン
・和紙(画仙紙はがき)


■考察

うす墨だけで描いてみました。

通常の「うす墨」で木や壁の輪郭を描き、通常より薄めた「うす墨改」で煉瓦や石垣を描いてます。
最後は背景の木と山を水で湿らせて、うす墨を少し塗りました。

木の細かい枝や葉をどう描くか迷いましたが、この位の描き込みでもいいかな。
こういうのは伝統的な水墨画(雪舟など)が参考になりそうです。

スケッチ環境

南禅寺への参拝者が多い印象です。

道路を挟んで向かい側の方が人通りは少ないので、スケッチするなら向かい側が良いです。
目の前が駅の出口ですが、出口の横は人の邪魔にはならないです。

場所

ねじりまんぽ(蹴上インクライン)
ねじりまんぽ(蹴上インクライン)

概要

この辺では南禅寺が有名な観光名所ですが、ここも撮影スポットになっています。

・ねじりまんぽ
「まんぽ」は間歩で、トンネルや坑道のこと。
耐久性を高める為にレンガをねじったような形で積んでいることから、「ねじりまんぽ」と呼ばれている。

トンネル内の上部を見ると煉瓦の積み方が斜めになっており、ねじれていることがわかります。

ねじりまんぽ
ねじりまんぽ(2017年撮影)

同じ漢字で石見銀山では「間歩(まぶ)」として使われています。


■略歴

内容
487頃顕宗けんぞう天皇が高千穂より神蹟しんせき(*)を移して創建
*神をお祀りしていた場所
1885琵琶湖と京都を結ぶ疏水工事が始まる
1888ねじりまんぽが完成
1890蹴上インクラインが完成(疎水工事が完了)
1891蹴上インクラインが営業開始
1948蹴上インクラインが稼働中止
1975史跡公園になる
1977蹴上インクラインを復元
1983京都市の史跡に指定
(南禅寺⽔水路閣と蹴上インクライン)
1996国の史跡に指定
(第1琵琶湖疏⽔水関連施設(12箇所))
1997地下鉄の開通工事に伴い復元

所在地

最寄り駅は地下鉄の「蹴上駅」です。
そこから徒歩で1分程です。

地下鉄の出口を出てすぐ目の前です。


以上

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