京都にある鞍馬寺のスケッチです。
仁王門(山門)と本殿金堂を描きました。
鞍馬~貴船を日帰り旅行した時に描いたものです。
- 鞍馬駅と大天狗
- 鞍馬寺(仁王門、本殿金堂)
- 貴船神社(灯篭階段、神馬像)
スケッチ① 仁王門
スケッチ内容
■基本情報
■考察
画仙紙はがきを使ってみました。
墨が紙に染み込みやすいので、線が太くなりやすいです。
まぁ、失敗ですね。
練習が必要です。
スケッチ環境
門の右側に忠魂碑があります。
そこは少しスペースがあり、人がほぼ来ません。
木が邪魔ではありますが、人目は気にせずに描けます。
スケッチ② 本殿金堂
スケッチ内容
■基本情報
■考察
久し振りにうす墨で描いてみました。
線で描くのか、ぼかして描くのかがまだ上手く判断できないので、線が安定してないです。
ちょっと傾いてしまうのは手に持ちながら描いてるからかな。
スケッチブックがちょっと重い。
描き足しと、水筆で薄めるを繰り返し過ぎて、思っていたより時間がかかりました。
慣れれば筆を入れる回数も減らせそうです。
スケッチ環境
本堂前は広いです。
金剛床の前は人が並びますが、そこから離れていれば人の邪魔にはならないです。
平日ですが、休日の谷間だったので、思っていたより人は多かったですね。
場所
概要
他の寺とは異なり、鞍馬弘教という独特の宗派になります。
宇宙のエネルギーと結び付けて下記の三身を一体とした「尊天」を本尊としています。
- 毘沙門天(中央、光-太陽)
- 千手観世音(左、愛-月輪)
- 護法魔王尊(右、力-台地)
・護法魔王尊
ヒンドゥー教の神話に出る賢人であるサナート・クマーラと同一視されている。
サンスクリット語で永遠の若者と言う意味。
クマラが鞍馬に転化のしたものと考えられる。
詳しくは公式サイトの「教え」をご参照下さい。
鞍馬弘教は戦後の1947年にできた新興宗教です。
時代の混乱期に新興宗教は生まれやすいと聞いたことがあるので、これもその類かと思います。
金堂前には金剛床と呼ばれる星曼荼羅が描かれており、中央に立てば宇宙そのものである尊天と一体化できるそうです。
ちなみに、狛犬ではなく虎が置かれているのは、虎が毘沙門天の使いだからです。
スケッチしたのはいいですが、2つ見過ごしたものがあります。
- 仁王門の仁王像を見てなかった。
- 本殿金堂の地下(宝殿)に行かなかった。
地下への入り口は見かけたのですが、関係者だけのエリアかと思いました。
入って行く人もいませんでしたね。
次回の来訪時には見に行きたいと思います。
■略歴
年 | 内容 |
---|---|
650万年前 | 護法魔王尊が金星から地球に降り立つ |
770 | 鑑禎上人が鞍馬寺で鬼女に襲われた際、 毘沙門天に助けられ、毘沙門天を祀る草庵を作る |
796 | 藤原伊勢人が伽藍を整える |
889~897 | 真言宗寺院となる |
1126 | 火災により焼失 |
1135~1140 | 天台宗に改宗 |
1182~1184 | 仁王門を創建 |
1814 | 山ごと炎上する大火災により、衰退 |
1891 | 仁王門を焼失 |
1911 | 仁王門を再建 |
1945 | 本殿を焼失 |
1947 | 鞍馬弘教を開宗 |
1949 | 天台宗から独立 鞍馬弘教の総本山となる |
1971 | 本殿金堂を再建 |
所在地
最寄り駅は叡山電鉄の「鞍馬駅」です。
そこから仁王門までは徒歩で3分程です。
本殿金堂まではさらに徒歩で30分程です。
以上
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