奈良にある新沢千塚古墳群のスケッチです。
コブのような古墳が沢山ある珍しい風景です。
スケッチ
スケッチ内容
■基本情報
[制作日]
2019年03月17日 スケッチ／彩色
[道具]
・筆ペン（顔料-青墨）
・顔彩
・和紙（はがきサイズ）
■考察
こういう古墳群は珍しいので、絵だけだと実際の風景が想像しにくいかもしれません。
個人的にはそんなに悪くはないと思っています。
葉の無い木の表現が難しかったです。
細かい枝が沢山あるのですが、殆ど無視してます。
そもそも、この構図だと木自体が小さくなるので、細い枝が筆ペンで再現困難なんです。
紙を大きくするか、ボールペンに変えるかが正解でしょうが、上手い描き方を見つけたいです。
スケッチ環境
広い公園で人もそれほど多くなかったです。
スケッチしやすい環境です。
この日は雨が降っていたので、スケッチは無理かと思ったのですが、博物館に寄っている間に止みました。
場所
概要
奈良県橿原市にある新沢千塚古墳群です。
描いた場所は北群エリアのガイダンス施設付近です。
写真のコブのようなもの一つ一つが古墳で、広い公園内に約600基あります。
これだけの規模の古墳群が今も残っているのは凄いことです。
（古墳の単位は基なんですね。墓も同じようです。）
主に4世紀から6世紀にかけて作られて古墳群で、副葬品も沢山出土しています。
ガラスや金銀といった豪華な装飾品があり、ペルシャ製のものも見つかっているそうです。
その頃から国際的な交流があったことはとても興味深いです。
出土品については「文化遺産データベース」というサイトで見ることができます。
隣接の歴史に憩う橿原市博物館には出土品や古墳について紹介されています。
考古学や古代の文化が好きなら楽しめると思います。
桜が少し咲いてましたが、沢山植えられているので満開の時には見応えがありそうです。
広い公園なのでゆっくり散策するのにも良い所です。
■略歴
| 年 | 内容 |
|---|---|
| ４世紀 ： 7世紀 | 古墳が造られ始める |
| 1947 | 発掘調査が始まる |
| 1962 | 5年間の大規模発掘が始まり、約2割（約130基）を発掘 |
| 1976 | 国の史跡に指定 |
| 1979 | 126号墳の出土品が重要文化財に指定 |
| 2012 | 公園整備事業が始まる |
| 2016 | ジムや浴場を備えた「シルクの杜」がオープン |
| 2021 | 公園管理運営事業者を新たに募集 事業期間：2022年4月1日～2037年3月31日（15年間） |
■補足
2022年から15年計画で新たに事業＆運営が予定されています。
事業候補者の提案内容を見ると、カフェやサイクルポートなどの設置計画がありました。
ますます充実していきそうで楽しみですね。
所在地
近鉄の橿原神宮西口駅が最寄り駅になりますが、橿原神宮前駅の方が一直線に行けるのでわかりやすいです。
以上
コメント