奈良の生駒山にある寶山寺(宝山寺)のスケッチです。
背後にそびえ立つ岩窟が印象的なお寺です。
スケッチ
スケッチ内容
■基本情報
■考察
岩窟が一番の特徴だったので、構図は初めから決まっていました。
場所も逆側から描くのはスペースが無さそうだったので、選択肢は無かったかな。
描く前から不安でしたが、岩窟が難しかったです。
もっと思い切って漫画や浮世絵のような表現で描けば良かったかもしれません
本堂と岩窟を主役にするつもりだったので、奥の聖天堂はかなり簡略化しています。
左側の鳥居と鐘楼を中途半端に描いたのは失敗です。
わざわざ描いて、位置やサイズがおかしい状態です。
鳥居と鐘楼の位置関係を修正した場合と、消した場合が下図になります。
うーん、やっぱり無くてもいいな。
スケッチ環境
寺務所の前で描きました。
本堂前は少し開けているので、混雑してなければ描くのに問題はないです。
場所
概要
真言律宗のお寺で、ご本尊は不動明王です。
手前が本堂、奥が聖天堂(天堂)です。
聖天堂に大聖歓喜天(聖天)を祀っていることから生駒聖天とも呼ばれます。
修験道の場だったこともあり、今も「岩谷の滝」、「清涼の滝」と言った滝行ができる場所があります。
ケーブルカーを降りてからは石段を歩きます。
レトロで良い雰囲気でした。
鳥居前も石段と灯篭が綺麗に並んでいます。
後ろを振り返ると麓の街が一望できます。
山の中腹ですが、眺めの良い場所が多いです。
聖天堂前にある賽銭箱が巾着でした。
祀っている歓喜天の象徴が「巾着」と「大根」らしいです。なので、巾着に大根が描かれています。
(もう少し)
リンク
■略歴
年 | 内容 |
---|---|
655 | 役行者が修験道場を開く |
1678 | 湛海律師が再興 |
1680 | 仮本堂を建立 |
1688 | ・新本堂が建立 ・寳山寺と改める |
1877 | 聖天堂を再建 |
1918 | 日本最初のケーブルカーが開通 |
所在地
最寄り駅はケーブルカーの「宝山寺駅」です。
そこから徒歩で7分程です。
麓の生駒駅からは徒歩で35分程です。
石段を上ることになるので、歩くなら帰りの方がいいです。
以上
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