【スケッチ】水彩色鉛筆を使った描き方|絵の具より手軽にできるので初心者にもお勧め!

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水彩色鉛筆で着色するスケッチのやり方です。

水彩色鉛筆は絵の具よりも手軽に色を塗れる画材なので、お勧めです。

道具

外での道具
  • 筆箱(鉛筆、消しゴム、練り消し)
  • スケッチブック
  • ノート
鉛筆
鉛筆
消しゴム
消しゴム
練り消し
練り消し
ノート
ノート
スケッチブック1
スケッチブック1

水彩なのでスケッチブックがいいです。

ノートでもできますが、筆に含ませる水を少なめにして塗ります。

家での道具
  • 水筆ペン
  • 水彩色鉛筆
水彩色鉛筆
水彩色鉛筆
水彩色鉛筆の内容
水彩色鉛筆の内容

基本的にケースの表面にある絵手紙のような絵が主な用途になります。

元々、水筆はついてましたが、小さいのと毛先が荒れてきたので、今はぺんてるを使ってます。

やり方

やり方は下記の2パターンです。

  1. 水彩色鉛筆で着色し、水筆で溶かす
  2. 水彩色絵筆の芯を水筆で溶かし、着色する

下記の浮世絵の金魚をモデルに試してみます。

色の種類としては赤、薄い赤、緑、黄色になります。

歌川国芳「金魚づくし(酒のざしき)」
歌川国芳「金魚づくし(酒のざしき)」
歌川国芳「金魚づくし(酒のざしき)」

下書き

下書き
下書き

やり方1、2の比較用に2つ用意します。

やり方1 水彩色鉛筆で着色

水彩色鉛筆(着色)
水彩色鉛筆(着色)

水彩色鉛筆で必要な箇所に着色していきます。

身体の濃い赤を塗ります。

花に黄色と緑を塗ります。

茎は緑色と青色、花は黄色と橙色を塗ってます。

塗った場所を水筆で溶かしていきます。

薄い赤は溶かして筆についた分で描きます。

仕上げに黒目を塗って完成です。

やり方2 水彩色鉛筆を溶かして着色

鉛筆の芯の部分を水筆で溶かして色を取ります。

別の紙に描いてみて色の濃淡を確認し、調度良い濃さであれば着色します。

描いている間に薄くなっていくので、少し濃い目が良いです。

濃すぎた場合は色が無い状態の水筆で撫でれば薄くできます。

水筆の筆先はティッシュで拭けばすぐ色が取れます。

水筆側に色が付くので、そのまま広げると薄く着色されます。


水彩色鉛筆(溶かして着色)
水彩色鉛筆(溶かして着色)

身体の濃い赤を塗っていきます。

混色せずに塗ってます。

赤というより紅に近いな、と思っていたら紅色でした

たまたまですが、日本の伝統色が使われていました。

水彩色鉛筆(溶かして着色)
水彩色鉛筆(溶かして着色)

茎を塗ります。

緑色と水色を混色します。

紙をパレットのように使い、色を作ります。

それを溶かして着色します。

水彩色鉛筆(溶かして着色)
水彩色鉛筆(溶かして着色)

花を塗ります。

黄色と橙色を混色します。

芯上で直接色を作ります。

色が付いてしまうので、紙で色作りをした方が良いですね。


身体の薄い赤を塗ります。

仕上げに黒目を塗って完成です。

完成

水彩色鉛筆
完成

これだと左側の方が綺麗に見えますが、その時の出来次第というのもあるので、一概にどっちが良いとはいいにくいです。

実際の所、両方のやり方を使います

広い範囲は「やり方1」で、細かい部分を「やり方2」で描きます。

慣れてないとどの位の濃さで溶けるかわからないので、色の調整が難しいです。

色の調整で考えると、「やり方2」の方が微調整しながら塗れます。

補足

強く描き過ぎると跡が残る

強く描いた場合
強く描いた場合

筆跡や紙の凹凸に色が残りやすくなります

水で溶かした時に綺麗に広がらなくなります。

線などを意図的に入れれたら表現として使えるかも。

溶かし過ぎると芯が折れる

芯の欠け
芯の欠け

芯を直接溶かしていると、当然ながら溶かした分削れていきます

鉛筆で色を付けようとして、ポッキリ折れないように気を付けましょう。

長期間放置していると溶けにくい

長期間放置していると乾燥(?)のせいなのか、溶けにくくなるようです

芯の表面を少し、使用するか削るかしてから塗る方が良いです。

あと、あまりないとは思いますが、水彩色鉛筆で塗ってから放置しても溶けなくなります。

約10年後に使ったらそういうことにも気付きました。

腐りはしませんが劣化はするということですね。

使用例

風景画

線が残るのを瓦の表現に利用してみました。

この絵は結果的に上手く描けて気にいってます。

植物画

植物でも問題なく使えます。

まとめ

手軽なスケッチの着色には良いです。

パレットや筆洗いが不要の為、洗い物も水筆だけなので楽です。

大きな画面には向きませんが、ちょっとしたスケッチには十分使えます。

屋外でスケッチして、その場で色を塗る場合でも一番手軽な画材かもしれません。


以上

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