【スケッチ】法起寺(三重塔)|斑鳩三塔

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奈良にある法起寺ほうきじの三重塔のスケッチです。

法隆寺の五重塔、法輪寺ほうりんじの三重塔と合わせて斑鳩三塔いかるがさんとうと呼ばれています。

日帰りで三か所を巡りました。

スケッチ

スケッチ内容

■基本情報

法起寺
法起寺
制作情報

[制作日]
2019年09月14日 スケッチ

[道具]
・筆ペン(うす墨)
・水筆ペン
・スケッチブック(ミューズ A-8200)


■考察

悩んだ結果、境内の外からの構図の方が綺麗だったので、外から描きました。

周りに高い建物が無く、良い感じでした。

木を滲ませて表現したことで、三重塔を主役にできたと思います。

シンプルだけど悪くはないです。

スケッチ環境

境内の外の農道から描きました。

人通りは殆ど無いですが、迷惑にならないように注意は必要です。

場所

法起寺
法起寺

概要

法隆寺と同じ聖徳宗のお寺で、公式サイトも法隆寺に含まれます。

聖徳太子の遺言により山背大兄王やましろのおおえのおうが岡本宮を法起寺に改めたのが創建の由来です。

岡本寺おかもとでら池後寺いけじりでら池後尼寺いけじりにでらの別称があり、地名は今も岡本になります。

ご本尊は十一面観音菩薩像で10世紀後半の作ですが、創建時は弥勒像があったようです。

平安時代の衰退期に失われたのかもしれません。


三重塔は「法隆寺地域の仏教建造物」として、1993年に世界遺産登録されました。

「姫路城」と共に日本最初の世界遺産となります。

どちらも文化遺産になります。

「法隆寺地域の仏教建造物」は、下記の建造物が対象になります。

  • 法隆寺の建造物 47棟
  • 法起寺の三重塔 1棟

法起寺の三重塔は修復しながらも創建当時の形を保っていることが大きいですね。


近年までは「ほっきじ」と呼ばれてましたが、法隆寺と一緒に世界遺産に登録されるということで、一貫性をもたせる為に「ほうきじ」が正式になりました。

世界遺産登録が理由で改名するのは違和感を感じなくもないですが、まぁ、大元は「ほうきじ」だったのかもしれません。


■略歴

内容
622山背大兄王が岡本宮を寺に改めたのが始まり
638金堂立
706三重塔を建立
747池後尼寺が「法隆寺縁起」に記載が見られる
750岡本寺が「造東大寺司牒案」に記載が見られる
平安時代法隆寺の傘下になる
鎌倉時代三重塔や講堂を修復
室町時代衰退
江戸時代三重塔のみ残る
1678三重塔を修復(柱間などが改造)
1694講堂が再建
1863聖天堂を建立
明治時代真言宗となる
1882法隆寺と共に法相宗となる
1950法隆寺と共に聖徳宗に改宗
1951三重塔が国宝に指定
1975三重塔を解体修理(創建当時の形に復元)
1993三重塔が世界遺産に登録

所在地

最寄り駅は「大和小泉駅」です。

そこから徒歩で25分程です。

「法隆寺駅」からは35分程ですが、法起寺だけ行くことは少ないと思うので、「法隆寺駅」の利用が多いと思います。


レンタサイクルがお勧めです。

法隆寺前にある「法隆寺iセンター(よくある質問)」で借りれます。

他の借りれる場所も書いてくれてます。

朝が早くて駅前にある喫茶店「ゲーブル」を利用させてもらいました。

7:00からやっているのでありがたいです。

(※返却は17:00まで)

以上

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