京都にある南禅寺の三門のスケッチです。
近距離から描くと構図が難しくて、失敗中です。
スケッチ
スケッチ 1回目
■基本情報
■考察
柱が立派だったので、柱から描き始めたのが失敗でした。
柱が傾いているし、全体的に雑になっているし、良い所が見つかりません。
完成形をイメージできていなかったですね。
三門が大きすぎて構図に悩みました。
全体を入れるのが難しかったので、視点から水平に見た範囲を描いてます。
なので、上の方は入ってません。
離れた位置からだと木があり、門自体が隠れてしまうので、近い場所から描かざるをえなかったです。
大きな建物を近距離で描く場合にどういう構図で切り取るかがポイントになりますね。
そう……貴様は…
詰んでいたのだ 初めから
スケッチ 2回目
■基本情報
■考察
再度挑戦しました。
全体を入れる為、縦に描いてみましたが屋根が上手くいかない。
これで完成とはできないので、再度挑戦しなければいけません。
スケッチ 3回目
■基本情報
■考察
立ち寄れるタイミングがあったので、約2年振りに再挑戦してみました。
見ての通り、上手く描けませんでした。
どうしても形が変になってしまいます。
何度か試してみましたが、駄目でした。
今回の3回目にしてようやくですが、描き方について色々と考えてみることにしました。
気になったことは近距離だと下側と上側で視線の方向が変わるということです。
同じ平面上に描くとおかしくなると推測しました。
考えた内容の詳細は下記です。
考えて自分なりの結論としては「見えるまま描いては駄目」です。
正面から見える範囲と、見上げて見える範囲をそのまま積み重ねると一枚の絵としては違和感が出てしまいます。
これを解消するには正面も見上げて見える構図として描く必要があります。
下から上まで全てが見上げる構図になれば違和感のない絵になります。
つまり、一部を自分で形を補正して描く、ということです。
複雑な建築物をどこまで補正できるかが鍵になりそうです。
これを踏まえた上で、また再挑戦しようと思います。
スケッチ環境
観光客は多いですが、スペースはあるのでスケッチ自体はできます。
ただし、門の大きさと木の多さにより、門が全体に見える場所は限定されます。
桜や紅葉のシーズンは混雑する為、スケッチは控えた方がいいです。
三門の上にもかなりの人がいます。
これだけ人がいるとスケッチは難しいです。
この時期は朝早くならいけるかもしれません。
場所
広角撮影
概要
京都市内でも人気の観光スポットで、敷地内にある水路閣はロケにもよく使われます。
京都三大門の一つにも数えられています。
・京都三大門
知恩院(三門)、南禅寺(三門)、仁和寺(二王門)
南禅寺は臨済宗のお寺ですが、臨済宗では座禅により悟りを得ることを根本教義としている為、特定のご本尊は無いそうです。
ただ、礼拝の対象としてお釈迦様を祀っています。
寺格は「別格」扱いで、禅寺の頂点にあたる立派なお寺です。
この三門は石川五右衛門が「絶景かな、絶景かな」と言った場所としても有名です。
ただし、これはフィクションです。
歌舞伎の「楼門五三桐」で三門から桜を見て言った科白になります。
石川五右衛門の生没年が1558年?~1594年と言われているので、三門は焼失しているはずです。
■略歴
年 | 内容 |
---|---|
1264 | 亀山天皇の離宮であった禅林寺殿に持仏堂として 「南禅院」を建立 |
1291 | 南禅寺が開山 |
1295 | 三門創立 |
1467 | 応仁の乱により伽藍がことごとく焼失 |
1605 | 以心崇伝が入寺した頃に復興が進み始める |
1628 | 藤堂高虎により三門が再建 |
1888 | 琵琶湖疏水の水路閣を建設 |
所在地
最寄り駅は地下鉄東西線の蹴上駅で、徒歩10分程度です。
京阪沿線なら三条駅から30分程ですが、のんびり歩いてもいいと思います。
市バスも通るようです。
以上
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