奈良にある法隆寺の五重塔と金堂のスケッチです。
五重塔は法起寺の三重塔、法輪寺の三重塔と合わせて斑鳩三塔と呼ばれています。
日帰りで三か所を巡りました。
後から知ったのですが、法隆寺は禁止事項として撮影やスケッチが含まれていました。
スケッチ
スケッチ内容
■基本情報
■考察
五重塔と金堂が見える構図にしました。
せっかくなので両方描きたいですね。
筆ペンが乾燥していて、最初からかすれてました。
水入れを用意してなかったので、今回はかすれたまま描きました。
残念ながら、五重塔に対し、金堂が傾いてますね。
線の角度が合ってないということは、それぞれ異なる視点で描いたものになってしまいます。
基本的なことですが、他が上手く描けたとしても全体的には違和感のある絵になります。
スケッチ環境
混雑はしてなかったです。
法隆寺は禁止事項として撮影やスケッチが含まれています。
建物外観の写真撮影は問題無いようですが、敷地内の写真をインターネットに掲載するのは許可していないという情報もあったので、注意が必要です。
写真を撮って、家で描くのが無難です。
場所
概要
言わずと知れた法隆寺です。
ご本尊は釈迦如来です。
正岡子規の「柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺」が有名ですね。
世界最古の木造建築としても価値が高く、世界遺産にも登録されています。
法隆寺の由来については諸説ありますが、梅原猛氏の「隠された十字架―法隆寺論」が有名です。
読みましたが、面白かったです。
古代日本を怨霊信仰、鎮魂に基づいて考える説は興味深いです。
あくまで推論ですが、歴史の考え方の一つとしては知っておきたい説です。
法隆寺は「法隆寺地域の仏教建造物」として、1993年に世界遺産登録されました。
「姫路城」と共に日本最初の世界遺産となります。
どちらも文化遺産になります。
「法隆寺地域の仏教建造物」は、下記の建造物が対象になります。
- 法隆寺の建造物 47棟
- 法起寺の三重塔 1棟
■略歴
年 | 内容 |
---|---|
601 | 聖徳太子が斑鳩宮を造営 |
607 | 聖徳太子が父用明天皇の為に法隆寺を建立 |
643 | 斑鳩宮は焼失 |
670 | 全焼 ⇒後に再建されるが時期は不明 |
711 | この頃には西院伽藍全体が完成 |
718 | 西円堂を建立 |
739 | 夢殿などの東院伽藍を建立 |
925 | 大講堂、鐘楼が焼失 |
990 | 大講堂が再建 |
1435 | 南大門が焼失 |
17世紀初頭 | 豊臣秀頼により修復 |
18世紀初頭 | 桂昌院により修復 |
明治時代 | 真言宗となる |
1878 | 寺の維持の為、宝物を皇室に献納 |
1882 | 法相宗となる |
1934 | 「昭和の大修理」が開始 |
1949 | ・金堂の火災により壁画が焼損 ・このことから1950年に文化財保護法が制定 |
1950 | 聖徳宗に改宗 |
1951 | 五重塔、金堂等が国宝に指定 |
1981 | 「昭和資財帳調査」により寺の文化財を再調査 |
1985 | 「昭和の大修理」が完成 |
1993 | 世界遺産に登録 |
所在地
最寄り駅は「法隆寺駅」です。
そこから徒歩で20分程です。
バスを使っても15分位は歩きます。
レンタサイクルがお勧めです。
法隆寺前にある「法隆寺iセンター(よくある質問)」で借りれます。
他の借りれる場所も書いてくれてます。
朝が早くて駅前にある喫茶店「ゲーブル」を利用させてもらいました。
7:00からやっているのでありがたいです。
(※返却は17:00まで)
以上
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