
富山市ガラス美術館です。
富山を代表する観光スポットでもあり、世界的にも注目されている場所です。
概要
展覧会 | 期間 |
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[特別展] 没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ | 2024/11/02 ~ 2025/01/26 |
[コレクション展] 光の「うつわ」 | 2024/12/07 ~ 2025/06/01 |
[常設展] グラス・アート・ガーデン グラス・アート・パサージュ | – |
「TOYAMAキラリ」という建物の中にある美術館で、施設内には図書館もあります。
有名な建築家の隈研吾氏が設計した建物で、外観も特徴的ですが、一番の見所は吹き抜けですね。
2階から6階にかけて、斜めに複雑に木材が交差する様子は圧巻です。
・隈研吾(1954-)
神奈川県出身の建築家。
代表作は沢山あるが、近年で言うと東京五輪の会場となった国立競技場(2016)や高輪ゲートウェイ駅(2020)などがある。
- 6F グラス・アート・ガーデン
常設展:デイル・チフーリの作品展示 - 5F ギャラリー1・2
展示無し - 4F 展示室4・透ける収蔵庫
コレクション展:光の「うつわ」 - 2F~3F 展示室1-3
特別展:没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ - 2F~4F グラス・アート・パサージュ
(パブリック・スペース)
富山ゆかりの作家の作品展示 - 3F~5F 図書館
図書館では学習スペースもあり、利用している人が結構いましたね。
近所にある図書館は昔ながらの図書館だったので、逆に開放感があり過ぎて落ち着かないかも。
巡回展
感想(エミール・ガレ:憧憬のパリ)
脚付杯「蜻蛉」
No | 作品名 | 年 | 備考 |
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109 | 脚付杯「蜻蛉」 | 1903-1904 | ー |

大阪ので見て以来。お久し振りです。
コンポート/脚付杯/スープ入れ
No | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|
3 4 2 5 | コンポート 蓋付コンポート 脚付杯「ガーラント」 スープ入れ「ナンシーの紋章」 | 1867年頃 1870年代 1867年頃 1864‒1870年 | ー |

スープ入れ「ナンシーの紋章」は陶器みたいだと思ったら、ファイアンス(陶磁器の一種)でした。
脚付杯「四季」
No | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|
7 | 脚付杯「四季」 | 1878 | ー |

春夏秋冬を表す人物像が描かれています。
影が影絵みたいです。
花器「鯉」
No | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|
8 | 花器「鯉」 | 1878 | ー |

「北斎漫画」から影響を受けているそうです。
確かに、左右対称でほぼ同じ構図ですね。
花器「蝉」
No | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|
29 | 花器「蝉」 | 1884 | ー |

日本の工芸品で籠に蟹が乗った意匠を参考にしたと言われています。
ちなみに、フランスでは蝉は幸運のシンボルとされています。
北側のパリなどにはいなくて、バカンスで訪れる南側にいるそうです。
その為、太陽、地中海、生命力、夏休み、といった良い印象を持たれているようです。
花器「人物・ふくろう(夜)」
No | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|
31 | 花器「人物・ふくろう(夜)」 | 1887-98 | ー |

裏からも透けて見えるのが良いですね。
明かりを入れても綺麗に見えそうです。
女性はアテナだそうです。
アテナとフクロウは知恵の象徴ともされている為、定番の組み合わせでした。
皿「草花」
No | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|
56 | 皿「草花」 | 1889-90 | ー |

伊万里焼風のデザインです。
言われないとガレとは思わないです。
飾棚「落日」「森」
No | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|
95 96 | 飾棚「落日」 飾棚「森」 | 1890-92 1900年頃 | ー |

立派な棚です。
家具も手掛けていたんですね。
感想(その他)
6F グラス・アート・ガーデン
アメリカのガラス作家であるデイル・チフーリの作品が展示されています。
現代的なデザインで大きい作品が多く、迫力がありました。
4F コレクション展:光の「うつわ」
美術館が所蔵する現代作家の作品が展示されていて、色んなタイプの作品が見れます。
2F~4F グラス・アート・パサージュ
作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
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中村敏康 | 樹(緑) 樹(春) | 2015 | ー |

富山ゆかりの作家の作品が展示されています。
パブリックスペースなので、入館券などは不要です。
以上
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