【スケッチ】清正宮(本圀寺)|金色の鳥居は一見の価値あり

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京都市山科区の本圀寺ほんこくじにある清正宮せいしょうぐうです。
金色の鳥居が一際目立っていたので、スケッチしてみました。

蹴上けあげ駅から御陵みささぎ駅の周辺を散策した時に描きました。

スケッチ

スケッチ内容

■基本情報

清正宮(本圀寺)
清正宮(本圀寺)
制作情報

[制作日]
2019年10月20日 スケッチ
2019年10月21日 彩色

[道具]
・筆ペン(顔料)
・筆ペン(金の穂)
・水筆ペン
・顔彩
・和紙(はがきサイズ)


■考察

鳥居をメインに描いてます。
線を描き過ぎなかったのが良かった点です。

ただ、ペン先が乾燥していたせいで、鳥居の線のかすれが酷い
水を持ってなかったので、どうしようもなかった。
鳥居ぐらいは綺麗な線で描きたかった。

鳥居には「金の穂」を使ってますが、水筆ペンでのばしたことでメタリック成分がかなり消えています。
まぁ、「金の穂」は色が濃いので薄くなって丁度良かったかな。


メタリックが薄くなる件は下記で考察しています。

スケッチ環境

人は少なかったです。

知名度はあまり高くはないですが、綺麗なお寺なので穴場かも。

場所

清正宮(本圀寺)
清正宮(本圀寺)

概要

日蓮宗の大本山で、ご本尊は三宝尊です。
清正公廟せいしょうこうびょう、願満清正大神宮、真生廟とも呼ばれます。

三宝尊さんぽうそん
三宝とは仏教における仏、法、僧のこと。法華宗、日蓮宗では三宝を仏像としてご本尊して祀っている。

加藤清正は日蓮宗の信者で本圀寺の復興にも尽力したようです。

清正宮は朝鮮出兵の際に生前墓として両親の遺骨と自身の歯や髪を納めたのが始まりだそうです。
建物の色々な所で清正が使用した蛇の目桔梗の紋があしらわれています。

桔梗と蛇の目
桔梗と蛇の目

本圀寺は昔は仁王像など色んなものが金色だったらしいのですが、批判的な意見があったようで今は一部だけ金を使っている状態です。
金の名残を探すのも面白いかもしれません。


■略歴

内容
1253日蓮が鎌倉の松葉ヶ谷まつばがやつに法華堂を建立
1261日蓮が伊豆に流罪
1263法華堂が本国土妙寺(大本山本国寺)として再興
1345鎌倉から京都の六条堀川へ移転
1536天文法華の乱てんぶんほっけのらんで焼失
1547再建
1569・本圀寺の変
・信長が一部を解体して二条御所(二条城)に使用
1592生前墓として「真生廟」を建立
清正の娘の瑤林院ようりんいんによる創建
1615徳川光圀が一字を与え「本国寺」から「本圀寺」に改称
1788天明の大火で経蔵以外が焼失
1863鳥取藩士による本圀寺事件が発生
1969現在の場所に移転

所在地

最寄り駅は地下鉄の「御陵駅」です。
そこから徒歩で10分程です。

JRなら「山科駅」から徒歩27分程です。


ちなみに、移転前の松葉ヶ谷、六条には石碑が残されています。

<松葉ヶ谷御小庵跡>

<本圀寺跡>


以上

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