愛知にある大須観音(本堂)のスケッチです。
鳩が沢山いるので、糞に注意しながら描きました。
スケッチ
スケッチ内容
■基本情報
■考察
左右対称なので位置関係はわかりやすいです。
前にのぼりが何本も並んでいるのが印象的です。
朱色の本殿の形と、のぼりをバランスよく描けば大須観音らしく見えると思います。
粗めのタッチですが、この位の描き込みでも悪くはないかと思います。
のぼりのポールがただの線になってしまい、不安でしたが思っていたよりは大丈夫そうです。
空の余白よりも本堂をもう少し大きく描いても良かったかもしれません。
和紙の質感がざらつきの多いタイプだったので、のぼりの細い線が特に描きづらかったです。
気分で紙を選んでしまいました。
描くもののサイズ感と紙質で完成形をイメージしきれていなかった証拠でもあります。
そして改めて見ると、階段が傾いて見えることに気付きました。
何故か今まで気付きませんでした。
スケッチ環境
境内が広いので、スケッチをする場所はあります。
ただ、大きな商店街がある為、人通りが多いです。
観光客が写真を撮ることも多いので、周りには気を遣う必要があります。
そして、鳩がとても多いです。
特に鳩の糞には気を付けないといけません。
足元に沢山落ちてます。
木の下や電線の下は上から落ちてくる可能性があるので、スケッチで長時間いるのはとても危険です。
スケッチする場合は頭上に何もない場所を選びましょう。
場所
概要
愛知県名古屋市にある大須観音です。
真言宗のお寺でご本尊は聖観音を祀っています。
ちなみに、「大須観音」は通称で、寺号は「北野山真福寺宝生院」です。
寺の歴史を調べてみると、発祥は岐阜県でした。
色々あって江戸時代初期に今の場所に移転されたようです。
そこから寺号の由来も見えてきます。
■略歴
年 | 内容 |
---|---|
1324 | 尾張国の大須に「北野天満宮」を創建 |
1333 | ・北野天満宮の別当寺として同じく大須に「真福寺」を創建 (※この時の大須は美濃国) ・真福寺の一院である「宝生院」が大須観音の始まり |
1612 | ・名古屋城の築城の頃に宝生院が寺宝と共に現在地に移転 ・地名も同じ大須となる ・他の寺院も集まったことで門前町として栄える ⇒大須観音となり、現在に至る 一方、真福寺は宝生院の移転時、出世観音聖観音立像は残る ⇒衰退はするが、現在も大須観音として残る |
上記の経緯がある為、正式な寺号は「北野山真福寺宝生院」となっています。
そして現在、「大須観音」は愛知と岐阜の2つ残っていることになるのです。
大須が岐阜と関係のある場所とは知りませんでした。
名古屋の文化は岐阜と関係あるものが多いです。
濃尾平野でつながってますし、美濃と尾張の境も変動してるので、共通点は多いでしょうね。
真福寺については下記をご参照下さい。
所在地
最寄り駅は鶴舞線の大須観音駅で、出口を出てすぐです。
名古屋駅からバスも出てます。
以上
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