【スケッチ】新宮熊野神社(長床)|全国的にも珍しい拝殿

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福島県喜多方市にある新宮熊野神社しんぐうくまのじんじゃ長床ながとこのスケッチです。

会津あいづ喜多方きたかた大内宿おおうちじゅくへ旅行に行った時に描いたものです。

スケッチ

スケッチ内容

■基本情報

新宮熊野神社(長床)
新宮熊野神社(長床)
制作情報

[制作日]
2019年04月29日 スケッチ
2019年05月06日 彩色

[道具]
・筆ペン(顔料)
・顔彩
・スケッチブック(HW-2203)


■考察

長床が映えるのは斜めからだと思い、この構図を選びました。

長床の遠近感が強めになってしまったかな。

後ろの木と違和感を感じます。

この日は快晴だったので、色は明るい感じが出てて良いです。

スケッチ環境

向かって左にある鐘楼の近くから見た構図です。

敷地自体は狭いわけではないですが、建物、木、段差があるので、描きやすい場所は限られるかな。

場所

新宮熊野神社(長床)
新宮熊野神社(長床)

概要

熊野三山くまのさんざんを祀る神社で、本殿前にある長床が珍しい。

長床は修験道で使われる言葉で、拝殿と同等の意味になります。

長床の奥に熊野三社本殿があります。

熊野三社本殿
熊野三社本殿

本殿主祭神配置
本社新宮証誠殿家都御子神中央
末社那智山飛龍権現熊野夫須美大神向かって左
末社本宮十二社権現熊野速玉大神
など
向かって右

鳥居も木造で年季が入っていて、印象的でした。

笠木(屋根)が大きく、どっしりとした鳥居です。


ちなみに、宮城県仙台市にある大崎八幡宮にも長床があります。

中央部が通路になっており、割拝殿わりはいでんとも呼ばれます。

検索してみると、秋田県湯沢市にも長床があったようです。(現在は跡地)

ただ、こちらは寺の跡に院内銀山いんないぎんざんの集会所として建てられていたようで、宗教施設では無かったようです。


■略歴

内容
1055源頼義が前九年の役の時に勧請
(現在の会津若松市)
1089・頼義の子の義家が後三年の役の時に熊野新宮社として遷座
 (現在の場所)
・熊野本宮社を現在の喜多方市上三宮町、熊野那智社を
 現在の喜多方市熱塩加納町に遷座
 後に新宮社に遷座し、本宮・新宮・那智の3社が祀られる
1611会津地震で倒壊
1614蒲生忠郷により縮小された拝殿(長床)が再建
1969重要文化財に指定
1974解体修理され、復元される

所在地

最寄り駅は「喜多方駅」です。

そこから徒歩で1時間程です。

駅から約5kmで、バスも無いようです。

車が一般的ですが、駅前の「民藝あくた川」さんでレンタサイクルを利用できます。

電車利用者にはありがたいです。

以上

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