奈良にある法輪寺の三重塔のスケッチです。
法隆寺の五重塔、法起寺の三重塔と合わせて斑鳩三塔と呼ばれています。
日帰りで三か所を巡りました。
スケッチ
スケッチ内容
■基本情報
■考察
屋根が三段とも同じ角度にしてしまいました。
上に行くほど角度を上げるべきでした。
ただ、下から見上げていたので実際の見た目だと瓦が見えないんです。
絵としては屋根の表面が見えている方が良いので、見たままではなく補正して描かないといけませんね。
全体的に少な目の筆数ですが、もっと簡略化するのもありかと思います。
必要な線の見極めが重要ですね。
屋根の角度についての考察は下記で記載しています。
スケッチ環境
境内にスペースはありますが、広くはないです。
距離を取れる場所が少ないんで、構図はあまり選べないと思います。
人も数人程度で多くはありませんでした。
場所
概要
法隆寺と同じ聖徳宗のお寺です。
聖徳太子ゆかりの3つの井戸があることから地名が三井となり、三井寺とも呼ばれています。
ご本尊は薬師如来です。
飛鳥時代の作で、面長で柔和な仏様です。
(法輪寺の公式サイトの仏像を参照)
法隆寺の釈迦如来や薬師如来と似ていますが、あの独特なアルカイックスマイルはありません。
法隆寺のあの微笑みはやはり何か意味のある表情なのだろうか。
(法隆寺の公式サイトの釈迦三尊像を参照)
・アルカイックスマイル
微笑を浮かべた仏像に対して形容される言葉です。
ギリシャのアルカイック時代の彫像に見られた様式で、中国や日本の仏像に対しても使われるようになりました。
「アルカイック」がギリシャ語で太古、古風なの意味になります。
■略歴
年 | 内容 |
---|---|
622 | <創建の説①> 山背大兄王が聖徳太子の病気平癒の為に建立 |
670 | <創建の説②> 法隆寺の焼失後に建立 |
1367 | 炎上 |
1645 | 大風により三重塔以外が倒壊 |
1736 | 寳祐上人は法輪寺の伽藍を復興 |
1760 | 三重塔を修復 |
1761 | 現金堂、続いて旧講堂、南大門が復興 |
1903 | ・国宝に指定 ・三重塔を解体修理 |
1944 | 三重塔が落雷により焼失 |
1950 | 法隆寺が法相宗から独立して、聖徳宗の大本山となる 法輪寺、法起寺も聖徳宗の小本山となる |
1975 | 三重塔が復興 |
所在地
最寄り駅は「法隆寺駅」です。
そこから徒歩で30分程です。
バスを使っても20分位は歩きます。
レンタサイクルがお勧めです。
法隆寺前にある「法隆寺iセンター(よくある質問)」で借りれます。
他の借りれる場所も書いてくれてます。
朝が早くて駅前にある喫茶店「ゲーブル」を利用させてもらいました。
7:00からやっているのでありがたいです。
(※返却は17:00まで)
以上
コメント