【漫画の感想】道士郎でござる|痛快な学園コメディ!

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桐柳道士郎
桐柳道士郎
道具(※以降の落書きも共通)
  • 筆ペン(顔料/うす墨)
  • ノート(リングノート)

少年サンデーで連載されていたコメディ漫画で、作者は「今日から俺は!!」の西森博之先生の作品です。

メディア化されていないので、知名度は低いですが、大好きな作品です。

漫画

No作品名著者出版社巻数評価備考
1道士郎でござる西森博之小学館全8巻(単行本)
全4巻(ワイド)
S週刊少年サンデー
2022/11/13時点

概要

アメリカで武士として育った道士郎と平凡な高校生の健助が主人公です。

道士郎がヤンキーやヤクザを蹴散らすことと、健助の成長が主軸となる漫画です。

道士郎がとんでもない強さでヤンキーやヤクザを蹴散らしていくのが気持ちいいです。

「今日から俺は!!」が好きなら間違いないし、西森作品を全く知らなくても楽しめる作品です。

全8巻なので週末の一気読みにもお勧めです。

感想(※ネタばれあり)

大まかなストーリーの流れは下記です。

ストーリーの概略

①1巻~2巻 横十二よこじゅうに高校~世直し団
②3巻~6巻 開久あけひさ高校
③6巻~8巻 ボランティア~ギャング~ヤクザ

<①横十二高校~世直し団>

まずは道士郎と建助が出会います。

ヤンキーと戦って、仲間ができます。

最初は建助が活躍するキャラとは思いませんでした。

しかし、ツッコミの名手としてこの漫画の中心的存在となります。

彼のツッコミ無くしてこの漫画は語れません。

小坂健助
小坂健助

そしてほぼ同時に早乙女(前島)とも出会います。

少年漫画らしく、戦った後に仲間になります。

早乙女愛
早乙女愛

序盤の中ボスは芝山です。

何度もやられるのに結構しつこい男で、わかりやすい嫌なヤンキーでしたが、最後は意外な展開でした。

何度か再登場をして不思議な印象を残します。

ヒロインとして白瀬エリカも登場します。

闇をかかえた薄幸の少女という感じです。

闇はのちのちに明らかになっていき、この漫画の最終章にもつながっていきます。


<②開久高校>

脇役がいっぱい出てくる開久高校編です。

まずは細波、池内、佐東の3馬鹿 3人があっさりやられて仲間になります。

この3人と建助のコントが面白いです。

そして白瀬の身の上も明らかになっていきます。

詳しくは最終章で描かれます。

それまでは比較的に緩い雰囲気で、なんか愛嬌があって可愛いです。

白瀬エリカ
白瀬エリカ

開久でのボスは神野と鈴淵で、この2人はかなり強くて怖い存在です。

しかし、鈴淵は道士郎に圧倒されたことで、扱いがギャグ要因になります。

特に押入れのくだりは秀逸。

自分的にはこの漫画の一番の見所です。

押入れ
押入れ

神野は最後まで戦わず、一旦退きます。

終盤にヤクザとの戦いで関わってきます。


【③ボランティア~ギャング~ヤクザ】

開久編がひと段落した所で世直し団に変わってボランティア編を挟みます。

最終章前の谷間になりますが、ここも面白いです。

ボランティアの後にギャングと一戦交えて、徐々に不穏な空気も出てきます。

ここから最終章に入ります。

ヤクザの話が深くなると笑えなくなりますが、テンポよく進むので大丈夫でした。

神野の心情の変化も良かったです。

道士郎の活躍は相変わらず痛快でしたし、最後の建助の戦いも派手さはありませんが見応えがありました。


早乙女はともかく、芝山、鈴淵、神野は相当な悪ですが、何故か悪い奴に見えなくなるのが不思議です。

もっと読みたい漫画でしたが、綺麗にまとまっていたので、これで良かったと思います。

メディア化して欲しい作品です。

以上

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