【漫画の感想】最近読んだもの(2022年8月)

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2022年8月に読んだもの、または思い出した漫画の感想です。

主に完結しているものを中心に書きます。

No作品名著者出版社巻数評価備考
1タコピーの原罪タイザン5集英社全2巻B
2さよならフットボール
さよなら私のクラマー
新川直司あらかわなおし講談社全2巻
全14巻
A2009~2010年
 マガジンイーノ
2016~2021年

 月刊少年マガジン
3あさひなぐこざき亜衣小学館全34巻A2011~2020年
ビッグコミックスピリッツ
4THE SHOWMAN作:菊田洋之きくたひろゆき
監修:内村航平
小学館全5巻B2018~2020年 サンデーS
5執事様のお気に入り
執事様のお気に入り Encore!
ストーリー構成・津山冬つやまふゆ
作画・伊沢玲
白泉社全21巻
全1巻
B2007~2015年 別冊花とゆめ
6チ。-地球の運動について-魚豊うおと小学館全8巻A2020~2022年
ビッグコミックスピリッツ
2022/08/31時点

タコピーの原罪

概要

少年ジャンプ+で21年12月~22年3月の短期で連載していて、ちょっと話題になった漫画です。

ギャグみたいな地球外生命体いじめという重い題材が混在するインパクトのある漫画でした。

やり直しできる秘密道具的なものもあるので、タイムリープの要素もあります。

インパクトはあるけど、誰かにお勧めしようとは思わないかな。

感想(※ネタばれあり)

いじめが続くので読んでるのはしどかったです。

どうやって終わらせるのかも予想できなかったので、救いがあるのか不安を感じながら読んでました。

インパクト重視の漫画に思えたので、バッドエンドで終わらせる可能性もあるかと思ってました。

まぁ、結果的にですが、救いがある終わり方で安心しました。

バッドエンドで世間をざわつかせて欲しい気持ちもありますが…。

さよならフットボール/さよなら私のクラマー

概要

女子サッカーをテーマにしたサッカー漫画です。

話の時系列で言うと「フットボール」が中学の話で、「クラマー」が高校になります。

期間が空いてますが、「フットボール」で一旦完結しています。

女子サッカーを応援したいということでうことでサッカー漫画の連載が決まったそうです。

同一キャラが登場するのはサプライズとのことです。

2021年に「さよなら私のクラマー」がアニメ化されました。(原作の6巻の途中まで)

「さよならフットボール」も同年に劇場版で「さよなら私のクラマー ファーストタッチ」として公開されました。

無名のチームが強くなっていく王道の展開が良かったです。

できればもっと続きを見たかった作品です


ちなみに、クラマーとはドイツ人のデットマール・クラマー氏です。

1968年のメキシコ五輪で銅メダルを取った時のコーチで、日本代表の基礎を築いたことで「日本サッカーの父」と呼ばれています。

感想(※ネタばれあり)

【さよならフットボール】

主人公の恩田のぞみは女子サッカー部が無い為、男子に交じって部活に参加しています。

実力はあるものの、試合には出してもらえない状況が続きます。

そんな中、かつての幼馴染と再会し、その学校と大会で当たることがわかります。

その試合に出るまでの過程と試合の描写など、丁寧に描かれています。

全2巻ですが綺麗にまとまっているので、一気読みする漫画としてもお勧めできます

所々、サッカー選手の名前が例えで出てきて、素人は「誰?」となりますが、気にしなくて大丈夫です。

でも、サッカーに詳しい人の方が楽しめるかもしれませんね。


【さよなら私のクラマー】

主人公は一応恩田のようですが、主要人物の一人と言う感じです。

チームメイトやライバル校の選手が沢山出てくるので、覚えるのが大変です

最初読んでた時は覚えれなくて、話があまり入ってこなかったです。

しかし、アニメを見てから改めて読むと印象が変わりました。

アニメが復習になり、キャラを覚えれたおかげか、面白く読めました

登場人物は多いけど、それぞれの背景なども丁寧に描かれているように感じました。

12巻に描かれたJKFBインターリーグ決勝戦までで、主要な人物は一通り登場します。

漫画的には役者が揃ってこれから色々と話が広がる所なのですが、残念ながら14巻で完結です。

作者的には描きたいことはやり切った感じかもしれませんね。

作中でも女子サッカーについて色々語られる場面がありましたが、最終話までで今の思いは語られたような気もします。

ただ、せっかく沢山の登場人物が出てるので、新戦術での女王への挑戦も見たかったし、U-17の日本代表戦とかも見たかった!

あさひなぐ

概要

ビッグコミックスピリッツで連載されていた薙刀の漫画です。

薙刀の漫画は初めて読みましたが、小学館漫画賞(一般向け部門)も受賞した人気作です。

NHKでも特集があって、作者がインハイの取材をしていたのを覚えています。

主人公の東島旭が高校で薙刀部に入部する所から始まります。

最初は弱いけど、努力して強くなるという、王道の展開ですがそれが良い。

スポーツ漫画が好きなら外せない作品です。

感想(※ネタばれあり)

全体的に良かったのですが、前半の方が面白かったです。

寿慶じゅけいさんのお寺での合宿から、才能が見え始める辺りが一番好きですね。

後半のインターハイ辺りが思っていたほど盛り上がらなかったかな。

ライバルである一堂寧々いちどうねねとの戦いがインハイ予選で綺麗に終わったことも影響してるかな。

その後の試合は馴染みの少ないキャラとの戦いが多くなりました。

全国に出ると知らない強豪がいっぱい出てくるという、スポーツ漫画ではよくある話ですね。

とは言っても、試合ごとで色んな展開があり面白かったことは間違いありません。

終わり方も良かったです。

最後は真春が主役みたいな感じでした。

真春は作者の憧れを詰め込んだキャラとの話を聞いて納得しました。


アニメ化は残念ながらしてませんが、実写映画化されています。

乃木坂46合同会社が製作に関わっている為、メンバーが多数参加されています。

まぁ、映画としては評価は高くありません

まぁ、乃木坂の皆さん可愛いです

THE SHOWMAN

概要

週刊少年サンデーSすーぱーで連載されていた体操漫画です。

作者の菊田先生は森末慎二氏の原作で「ガンバ!Fly high」していました。

体操の演技の描写は流石ですね。

話は無名の中学生が成長していく、王道漫画です。

感想(※ネタばれあり)

基本的にはスポ根が好きなら楽しめる内容です。

ただ、「ガンバ!Fly high」に似たキャラや話が多数ありました。

それはそれで面白いのですが、体操ネタは「ガンバ」でほぼやり切ったのかとも感じてしまいます。

「ガンバ」は好きなので、よく覚えてます。

5巻で終わってしまったので、もっと続きを読みたかったのが正直な所です。

主人公ではないですが、伊達と檜山の静と動の演技の対比は印象的てした


連載タイミングと内村氏が関わっていることを考えると、東京オリンピックのPR的な意味もあったかもしれませんね。

執事様のお気に入り/執事様のお気に入り Encore!

概要

白泉社の「別冊花とゆめ」で連載されていた学園漫画です。

男子が全員執事を学んでいることが特徴で、学校のイベントでもマナーだとか給仕とかの要素が出てくるのが特徴です。

気軽に読めるラブコメです。

感想(※ネタばれあり)

主人公が名門校に編入してから始まります。

お嬢様だらけの中で、お嬢様らしくない主人公が学年首席の御曹司が気に入って、どんどん関係が近づく感じです。

ライバルの男も何人か出てきます。

ラブコメの王道展開ですね。

個人的には幼馴染の黒江は好きになれなかった。

基本的に高圧的な人は苦手なんですよね。

ただ、その後の「Encore!」まで読むと、かなり落ち着いた感じになっていて良かったです。

チ。-地球の運動について-

概要

色んなランキングにも入ってる話題作です。

また、放送日は未定ですが、2023年頃にアニメ化も決定しています。

  • このマンガがすごい!2022 オトコ編 第2位
  • マンガ大賞2021 第2位
  • マンガ大賞2022 第5位
  • 第26回 手塚治虫文化賞 マンガ大賞

など

ジャンルとしては歴史ものになります。

中世ヨーロッパを舞台に地動説の研究と、C教(いわゆるキリスト教)を巡る命がけのやり取りが描かれています。

地動説がメインではありますが、「知識」そのもについての考察をしているような印象でした。

「考えること」について考えさせられる漫画でした。

1巻読んだだけではそこまで魅力は感じなかったですが、読み進めると惹き込まれました。

知識が受け継がれていく展開が良かったです。

もっと大長編にできそうな話ですが、全8巻と長くなり過ぎずにまとめられてます。

一読の価値ありだと思うし、一気読みにもお勧めできます。

感想(※ネタばれあり)

「チ」は地・血・知の3つを意味するそうです。

個人的な印象としては「知」が大きいです。

最後に「?」と感じることが重要なこととして語られており、地動説を例として「知」について追及している感じでした。

最終巻の表紙カバーを外すと、表紙に「?」だけ載せていることも、「知」が重要であることの表れではなかろうか。

話は3章に分かれており、主人公が変わります。

1章で1人目の主人公が地動説と出会い、2章で2人目の主人公が地動説を完成させ、3章で3人目の主人公が公開させます。

どの章も見応えがありました。

最後はよくわからない所もありましたが、最初から読み返すと気付くことが増えそうです。

そして、わからない所を差し引いても面白かったです。

アニメ化はされますが、映画も良さそうですね。


ちなみに、地動説が迫害された記録は無いそうです。

先入観や固定観念は気を付けないと駄目ですね。

ナツメ
ナツメ

「?」を感じないといけない所です。

単純に「地動説」は相手にすらされてなかったとか。

うーん、歴史は当たり前が実は違っていたりしるから、面白くもあり、怖い所でもあります。


以上

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