嵐山にあるお寺で嵯峨釈迦堂の名で知られています。
何かの展覧会で清凉寺式の仏像を見て寺の存在を知りました。
概要
浄土宗のお寺で、ご本尊は釈迦如来です。
拝観場所は本堂、大方丈、庭園です。
本堂内部では仏教絵画や寺に伝わる品々が展示されてます。
本堂が徳川綱吉と桂昌院により再建されたこともあり、桂昌院より寄進されたものもありました。
霊宝館では宝物を保管しており、4~5月、10~11月に公開されています。
ご本尊は毎月8日と、霊宝館の公開月に開扉されるそうです。
感想「拝観」
一遍上人御影【落書】
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 期間 | 備考 |
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– | ー | 一遍上人御影 | ー | ー | 本堂 |
時宗の開祖で、踊りながら念仏を唱える「踊り念仏」を全国各地で行った。
「踊り念仏」は平安時代の空也上人が起源。
気難しい顔をしているように見えます。
他の画像も見たけど、大体こんな顔でした。
性格がわかるような資料は残っていないようですが、何かの絵が元になって他の絵も同じように描かれていそうですす。
狩野元信|釈迦如来図【落書】
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 期間 | 備考 |
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– | 狩野元信 | 釈迦如来図 | ー | ー | 本堂 |
衣紋や髪が清凉寺式ですね。
波紋のような模様が特徴的です。
源信/狩野梅笑一信/土佐光祐
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 期間 | 備考 |
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– | 恵心僧都源信 | 山越の弥陀三尊 | 平安時代 | ー | 本堂 |
– | 狩野梅笑一信 | 五百羅漢修業図 | 江戸時代 | ー | 本堂 |
– | 土佐光祐 | 聖徳太子象 | 江戸時代 | ー | 本堂 |
他に作家名がわかる作品が3点ありました。
源信は特別展を見たことがあり、「往生要集」の印象が強いです。
極楽や地獄などの死後のイメージに大きな影響を与えたと言われています。
五百羅漢修業図は六幅の大画面に描かれて迫力がありました。
小堀遠州|枯山水庭園
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 期間 | 備考 |
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– | 伝 小堀遠州 | 枯山水庭園 | 江戸時代 | ー | ー |
人も少なく静かな時間を過ごせます。
大方丈の一室では写経もできます。
紙とペンがあり、自由に利用できます。
今回は時間が無かったので、やりませんでしたが、次回は挑戦してみよう。
弁天堂
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 期間 | 備考 |
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– | ー | 弁天堂 | 江戸時代 | ー | ー |
装飾彫刻が凄い。
感想「境内参拝」
仁王門
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 期間 | 備考 |
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– | ー | 仁王門 | 1784再建 | ー | ー |
立派な門です。
聖徳太子殿
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 期間 | 備考 |
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– | ー | 聖徳太子殿 | ー | ー | ー |
見たことある建物だと思えば、法隆寺にある夢殿を模したものでした。
実際の夢殿はこちら。
八角形の辺が二間ありますね。
阿弥陀堂/源融公墓所
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 期間 | 備考 |
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– | ー | 阿弥陀堂 | 1863再建 | ー | ー |
– | ー | 源融公墓所 | ー | ー | ー |
源融の別荘である栖霞観があった場所で、源融の死後に遺族が御堂を建立したのが阿弥陀堂の始まりです。
境内には墓所もありました。
・源融(822-895)
嵯峨天皇の第十二皇子。
源氏物語の主人公である光源氏のモデルの一人と言われている。
2024年は大河ドラマ「光る君へ」の縁の地として参拝者が増えそうですね。
源氏物語の第18帖「松風」に出てくる「嵯峨の御堂」は清凉寺がモデルのようです。
以上
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