【美術】拝観「本堂/大方丈」清凉寺

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本堂
本堂

嵐山にあるお寺で嵯峨釈迦堂さがしゃかどうの名で知られています。
何かの展覧会で清凉寺式の仏像を見て寺の存在を知りました。

概要

浄土宗のお寺で、ご本尊は釈迦如来です。

拝観場所は本堂大方丈庭園です。
本堂内部では仏教絵画や寺に伝わる品々が展示されてます。
本堂が徳川綱吉と桂昌院により再建されたこともあり、桂昌院より寄進されたものもありました。

霊宝館では宝物を保管しており、4~5月10~11月に公開されています。
ご本尊は毎月8日と、霊宝館の公開月に開扉されるそうです。

展示内容

<拝観>
・本堂
・大方丈と庭園
・弁天堂

<境内参拝>
・仁王門
・聖徳太子殿
・阿弥陀堂
・源融公墓所
 など

感想「拝観」

一遍上人御影【落書】

No作家名作品名期間備考
一遍上人御影いっぺんしょうにんみえい本堂
一遍上人御影
一遍上人御影
制作情報(※以降の落書きも共通)

[制作日]
2023年12月28日 鉛筆
2024年01月02日 色鉛筆

[道具]
・鉛筆
・色鉛筆
・ノート(リングノート)

時宗の開祖で、踊りながら念仏を唱える「踊り念仏」を全国各地で行った。
「踊り念仏」は平安時代の空也上人くうやしょうにんが起源。

気難しい顔をしているように見えます。
他の画像も見たけど、大体こんな顔でした。
性格がわかるような資料は残っていないようですが、何かの絵が元になって他の絵も同じように描かれていそうですす。

狩野元信|釈迦如来図【落書】

No作家名作品名期間備考
狩野元信かのうもとのぶ釈迦如来図本堂
釈迦如来図
釈迦如来図

衣紋や髪が清凉寺式ですね。
波紋のような模様が特徴的です。

源信/狩野梅笑一信/土佐光祐

No作家名作品名期間備考
恵心僧都源信えしんそうずげんしん山越の弥陀三尊やまごえ  みださんぞん 平安時代本堂
狩野梅笑一信かのうばいしょういっしん五百羅漢修業図江戸時代本堂
土佐光祐とさみつすけ聖徳太子象江戸時代本堂

他に作家名がわかる作品が3点ありました。

源信は特別展を見たことがあり、往生要集おうじょうようしゅうの印象が強いです。
極楽や地獄などの死後のイメージに大きな影響を与えたと言われています。

五百羅漢修業図は六幅の大画面に描かれて迫力がありました。

小堀遠州|枯山水庭園

No作家名作品名期間備考
伝 小堀遠州枯山水庭園江戸時代
庭園
庭園

人も少なく静かな時間を過ごせます。

大方丈の一室では写経もできます。
紙とペンがあり、自由に利用できます。
今回は時間が無かったので、やりませんでしたが、次回は挑戦してみよう。

弁天堂

No作家名作品名期間備考
弁天堂江戸時代

装飾彫刻が凄い。

感想「境内参拝」

仁王門

No作家名作品名期間備考
仁王門1784再建
仁王門
仁王門

立派な門です。

聖徳太子殿

No作家名作品名期間備考
聖徳太子殿
聖徳太子殿
聖徳太子殿

見たことある建物だと思えば、法隆寺にある夢殿ゆめどのを模したものでした。

実際の夢殿はこちら。
八角形の辺が二間にけんありますね。

夢殿
夢殿(2015年)

阿弥陀堂/源融公墓所

No作家名作品名期間備考
阿弥陀堂1863再建
源融みなもとのとおる公墓所

源融の別荘である栖霞観せいかかんがあった場所で、源融の死後に遺族が御堂を建立したのが阿弥陀堂の始まりです。
境内には墓所もありました。

源融みなもとのとおる(822-895)
嵯峨天皇の第十二皇子。
源氏物語の主人公である光源氏のモデルの一人と言われている。

2024年は大河ドラマ「光る君へ」の縁の地として参拝者が増えそうですね。
源氏物語の第18帖「松風」に出てくる「嵯峨の御堂」は清凉寺がモデルのようです。

※「光る君へ」は紫式部の話で、源氏物語の話ではない

以上

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