
茨城県にある水戸市立博物館です。
令和7年の企画展と常設展です。
概要
階 | 展覧会 | 期間 |
---|---|---|
4 | [常設展] 水戸の美術Ⅳ 知られざる水戸の画人たち 櫻井雪館・雪保 | 2025/03/22 ~ 2025/05/25 |
3 | [企画展] 特別公開「戦国武将書翰集」の世界 [常設展] 自然部門 テーマ1 水戸の地形の特徴と生き物 テーマ2 変わりゆく水戸の生き物 | 2025/03/22 ~ 2025/05/25 – |
2 | [常設展] 歴史部門 テーマ1 筑波山挙兵と幕末の水戸藩 テーマ2 昭和20年の水戸大空襲 民族部門 昭和レトロ・あの頃の暮らし ~昭和30~50年代の日常生活~ | – |
民藝品、レトロ品、剥製など博物館らしいものが揃っています。
古代からの幅広い歴史については茨城県立歴史館の方が詳しいですが、両方行くと茨城のことをより知ることができます。
感想(民族)
木内克|座像

作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|
木内克 | 座像 | 1962 | ー |
入口を入ってすぐにある銅像です。
水戸市出身の彫刻家で、フランスでブールデル(ロダンの弟子)に学んだそうです。
偕楽園レイクランドの写真

偕楽園に遊園地があったんですね。
1968年に開園し、1982年に閉園したようです。
現在の千波公園の南西、ふれあい広場などの広場がある所です。
茨城交通の時刻表【アニメ】

東映まんがまつりで3作品が上映されています。
・宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン(アニメ)
・アリババと40匹の盗賊(アニメ)
・ゴーゴー仮面ライダー(特撮)
「宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン」は見たことないですが、テレビで題名が変わったことを話題にしているのを見て知っていました。
宇宙猿人ゴリ(1-20話)
↓
宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン(21-39話)
↓
スペクトルマン(40-63話)
悪役であるゴリを題名にしていたことと、公害を題材にしたことでスポンサーから反感を買ったとか。
大人の事情ってヤツね。
弁当箱【アニメ】

レトロと言えば、花柄。
花柄のポットは家にあったなぁ。
アニメ柄は下記でした。
・ひみつのアッコちゃん
・ミラクル少女リミットちゃん
リミットちゃんは聞いたことなかったけど、サリー、アッコに続く東映魔女っ子シリーズ第6弾です。
玩具

鉄人28号、鉄人28号(太陽の使者)、ゴジラ、鉄腕アトム、ウルトラマンタロウ、リカちゃん(3代目)、タミーちゃん。
タミーちゃんは知らなかったです。
元はアメリカの会社で販売された人形ですが、日本でも人気が出た為、日本でも作られるようになったです。(下記の黄色がタミーちゃんの製造期間)
<アメリカ> アイディアル社 | 1936 1962 1966 1986倒産 … … |
<日本> 日本アイディアルトイ | 1962 1970 ? … |
感想(歴史)
大久保忠教|黒船関係絵図

作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|
大久保忠教 (石河貞四郎の写しを模写) | 黒船関係絵図 | 1854 | ー |
貴重な情報源だったのでしょうね。
何度も模写されてるようです。
藤田東湖肖像/藤田東湖口上書
作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|
藤田東湖肖像 | 1837 | ー |
藤田東湖口上書 | 1853 | ー |

藤田東湖関連の書画。
水戸藩の儒学者で水戸学の中心的存在です。
幕末の尊王攘夷運動に影響を与えた人物です。
水府五丁矢場大砲教練之図

作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|
福地広延の門人 | 水府五丁矢場大砲教練之図 | 1854 | ー |
福地広延は水戸藩の砲術指南。
「矢場」はその名の通り弓矢の練習する場所でしたが、大砲に変わっていったのですね。
一英斎芳艶|近世義勇伝
月岡芳年|江水櫻田雪/水戸浪士愛宕山へ集会之図

作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|
一英斎芳艶 | 近世義勇伝 武田内記(武田耕雲斎) 佐野竹之介 蓮田一五郎 | 明治 | ー |
月岡芳年 | 江水櫻田雪 水戸浪士愛宕山へ集会之図 | 明治 | ー |
「桜田門外の変」に関する2つの浮世絵。
「江水櫻田雪」で佐野は中央、蓮田は右上の方に描かれています。
赤穂浪士みたいに色々と英雄的に描かれてますね。
まぁ、実際の出来事に対する評価は分けて考えねばならない。
河鍋暁斎|耕雲斎筑波山籠
藤田小四郎|慷慨烈士画賛
作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|
河鍋暁斎 | 耕雲斎筑波山籠 | 1877 | ー |
著:藤田小四郎 参集:塙氏 | 慷慨烈士画賛 | 1864 | ー |
1864年の「天狗党の乱」を描いた浮世絵で、中央にいるのが天狗党の首領「武田耕雲斎」です。
実際、耕雲斎は筑波山挙兵には参加していなかったそうです。
ちなみに奥に見える白い山は富士山です。
こちらは天気が良ければ実際に見えるそうです。
画賛は筑波山挙兵の時に藤田が塙に与えたものです。
外国人の首を刎ねる絵で、攘夷への思いが込められています。
感想(自然)
タヌキ

見た目は可愛いです。
気性は荒いので近づいてはいけませんね。
まぁ、向こうが逃げるでしょうけど。
感想(戦国武将書翰集)
No | 作品名 | 宛先 | 年 |
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1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 | 斎藤道三書状 三吉隆亮書状 足利義昭御内緒 吉見正頼書状 細川昭元(信良)書状 吉川元春書状 長宗我部元親書状 明智光秀書状 小早川隆景書状 羽柴(豊臣)秀吉書状 北条氏政書状 六角玄雄(義弼)書状 木村一(重茲)書状 安国寺恵瓊書状 大内義隆書状写 | 佐治為平(左馬允) 小早川隆景(左衛門佐) 小早川隆景 小早川隆景 横田道祐入道 佐波隆秀(常陸介) 毛利輝元、小早川隆景 多羅尾玄蕃允 佐波隆秀 本願寺教如 原胤長(豊前守) 小早川隆景 本中務(本田忠勝) 手嶋市助(景賀) 杉原豊後守 | 1552頃 1564 1567 1568 1553 1562-1571 1579 1581 1582 1583 1587 1588 1590 – 1548 |
市内で発見された古文書の中から戦国武将書翰集を集めた展示です。
内容は水戸関連というわけではないです。
(一緒に発見された水戸藩関係資料の展示あり)
佐波隆秀の官位が「常陸介」ではあるけど、この時代の官位と地名は関係無い場合が多いです。
佐波氏は石見国(現在の島根)の一族です。
感想(櫻井雪館・雪保)
木内克|座像
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 2 3 4 5 6 7 8 | 櫻井雪館 | 神農・伏羲図 龍虎蝦蟇仙人図 寿老人・布袋図 老子松竹図 山水図 山水図 山水図 富士・三保の松原図 | 1770 1767 1776 1780 | ー |
9 10 11 12 13 | 櫻井雪保 | 山水図 豊干図 寿老図 関羽図 龍虎図屏風 | 1799 | ー |
雪館(1715-1790)は水戸出身の画家で、江戸に出て門人を沢山抱えるなど活躍しました。
雪舟に影響を受け、雪舟12世を自称したそうです。
娘の雪保(1754?-1824)も女流画家として活躍したようです。
詳細がわからないので、水戸で生まれたのかわかりません。
岩の表現なんかは雪舟の影響がわかりやすい。
以上
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