
大阪市立美術館の特別展です。
万博とのコラボで三都で国宝を沢山見れる特別展が開催されました。
いずれも6/15までの開催です。
・奈良国立博物館「超 国宝」
・大阪市立博物館「日本国宝展」
・京都国立博物館「日本、美のるつぼ」
概要
展覧会 | 期間 |
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[特別展] 日本国宝展 | 2025/04/26 ~ 2025/06/15 ①04/19~05/11 ④0527~0601 ②05/13~05/18 ⑤0603~0608 ③05/20~05/25 ⑥06/10~06/15 |
大阪・関西万博開催記念、かつ美術館のリニューアル記念の特別展です。
国宝は135件(全期間合わせて)です。
期間によって展示内容が変わるので、目当てのものがあるかは事前に確認した方がいいです。
有名なものが多いので、京都、奈良よりも人が集まっています。
この日は雨でしたが、行列でした。
Ⅰ ニッポンの国宝―美の歴史をたどる
1 日本美術の巨匠たち
2 いにしえ文化きらきらし
3 祈りのかたち
4 優雅なる日本の書
5 和と漢
6 サムライ・アート
Ⅱ おおさかゆかりの国宝―大阪の歴史と文化
日本の美を未来へ―紡ぐプロジェクト
特集展示
皇居三の丸尚蔵館収蔵品にみる万博の時代
館内にあるポスター。
デアゴスティーニの表紙で似ているのがあった気がしたので、家にあるのを確認したけど、同じ絵を使ってるだけだった。
関連の展覧会
展覧会 | 期間 | 美術館 | 都道府県 |
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超 国宝 ―祈りのかがやき― | 2025/04/19〜2025/06/15 | 奈良国立博物館 | 奈良 |
日本、美のるつぼ ―異文化交流の軌跡― | 2025/04/19~2025/06/15 | 京都国立博物館 | 京都 |
日本国宝展 | 2025/04/26〜2025/06/15 | 大阪市立美術館 | 大阪 |
感想(特別展)
雪舟|四季山水図巻/天橋立図/慧可断臂図
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 2 3 | 雪舟 | 四季山水図巻(山水長巻) 天橋立図 慧可断臂図 | 1486 15-16世紀 1496 | 国宝(毛利博物館) 国宝(京都国立博物館) 国宝(齊年寺) |
どれも雪舟の代表作。
水墨画ですが、少し色も使っています。
山水長巻で言うと、葉⇒緑、水⇒青、服⇒朱が使われています。
慧可断臂図では手首の切断部に朱色が使われていて生々しさを感じます。
婦女遊楽図屏風(松浦屏風)
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|---|
10 | ー | 婦女遊楽図屏風(松浦屏風) | 17世紀 | 国宝 大和文華館 |
奈良にある大和文華館の代表的な作品。
細かい所まで描写されていて見応えがある。
碁石に模様もある。
尾形光琳|燕子花図屏風/八橋蒔絵螺鈿硯箱
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|---|
13 14 | 尾形光琳 | 燕子花図屏風 八橋蒔絵螺鈿硯箱 | 18世紀 | 国宝(根津美術館) 国宝(東京国立博物館) |
有名な屏風ベスト10に入るかも。
教科書にも載ってるし、色んな所で使われいてる作品です。
花自体は単純な絵なんですけどね。
光琳のデザインセンスが凄い。
硯箱も光琳の代表作です。
両方見れるなんて贅沢!
薬師寺東塔 水煙
No | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|
41 | 薬師寺東塔 水煙 | 8世紀 | 国宝 薬師寺 |
「凍れる音楽」と称された薬師寺東塔に付けられていた金具です。
幻想的な世界観でここだけ別空間のような感じ。
源兼行|雲紙本和漢朗詠集 下巻
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|---|
75 | 源兼行 | 雲紙本和漢朗詠集 下巻 | 11世紀 | 国宝 皇居三の丸尚蔵館 |
2024年に指定された新しい国宝。
去年見たので記憶に新しい。
伝源頼朝像/伝平重盛像/伝藤原光能像
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|---|
82 | ー | 伝源頼朝像 伝平重盛像 伝藤原光能像 | 13世紀 | 国宝 神護寺 |
「伝源頼朝像」は教科書に載ってる肖像画で、最近は頼朝じゃなかった説で話題になることが多い。
服は真っ黒に見えますが、細かく模様が描かれていて、見る角度を変えると光の反射でわかります。
言って良いかわからないけど、一応言っておく。
頼朝と重盛は同じ顔に見える。
李迪|雪中帰牧図
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|---|
88 | 李迪 | 雪中帰牧図 | 12-13世紀 | 国宝 大和文華館 |
時々見る画題。
雪の表現が上手い。
2年前に見てました。
太刀
No | 作品名 | 年 | 備考 |
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100 | 沃懸地獅子文毛抜形太刀 中身無銘 | (拵)13世紀 (刀身)12世紀 | 国宝 春日大社 |
101 | 太刀 銘 久国 | 13世紀 | 国宝 粟田口派 |
102 | 太刀 銘 則房 | 13世紀 | 国宝 一文字派 |
103 | 太刀 銘 助包 | 13-14世紀 | 国宝 古備前派 |
104 | 太刀 銘 延吉 | 14世紀 | 国宝 千手院派 |
<金地螺鈿毛抜形太刀>
春日大社にある太刀。
この日は刀身のみの展示でした。
<助包>
刃文がふわっと柔らかい形をしていて綺麗。
七星剣
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|---|
110 | ー | 七星剣 | 7世紀 | 国宝 四天王寺 |
北斗七星が金象嵌されている剣。
反りの無い形が古い時代を感じさせます。
肝心の北斗七星が薄くて見えにくい。
濤川惣助|稲穂に群雀図花瓶/七宝墨画月夜深林図額
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
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S-8 | 濤川惣助 絵付:泉梅一 | 稲穂に群雀図花瓶 | 1881 | ー |
S-11 | 濤川惣助 | 七宝墨画月夜深林図額 | 1899 | ー |
無線七宝で知られる濤川惣助の作品です。
花瓶の方は七宝ではなく、陶磁器でした。
こういうのも作っていたんですね。
以上
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