「遅効性SF」のキャッチコピーが付いたSFバトル漫画です。
少年ジャンプで連載が始まり、現在(2023年時点)はジャンプSQ.で連載中です。
アニメも3rdシーズンまで放送されている人気作になります。
漫画
No | 作品名 | 著者 | 出版社 | 巻数 | 評価 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ワールドトリガー | 葦原大介 | 集英社 | 既刊26巻 | S | ー |
2 | ワールドトリガー オフィシャルデータブック BORDER BRIEFING FILE | 葦原大介 | 集英社 | 全1巻 | B | ー |
概要
異世界からの侵略者「近界民」がいて、それに対抗する組織「ボーダー」がある世界です。
ボーダーの一員である少年が謎の少年と出会う所から物語は始まります。
基本的にはバトル漫画なので、敵と戦ったり、味方が増えたりしなが、成長していきます。
戦いの駆け引きなども丁寧に描かれるので、バトルシーンは見応えがあります。
多人数バトル、頭脳戦が好きならお勧めです。
絵は見やすくて綺麗に描かれてます。(美麗とかのタイプではなく)
トリガーと呼ばれる道具があるのですが、使用した時の幾何学的なデザインが好きですね。
キャラデザインも好きですが、表情は若干乏しいので、そこは好みが分れるかもしれません。
また、作者が設定の鬼ということで、キャラやトリガー、組織など細かく設定されています。
後から読み返すと、最初は気付かなかったキャラや設定に気付くことも多いです。
公式ファンブックも詳しく載っていて、内容の濃さに定評があります。
基本的には幅広くお勧めしたい漫画ではありますが、途中から懸念事項が出てきます。
・ストーリーの展開が遅い
・キャラが多い
設定がしっかりしているせいかバトルの考察や、キャラ同士のやり取りが長くなる傾向があります。
考察ややり取りも面白いのですが、ここで飽きる人が出てきそうです。
約2年間の休載があったこともストーリーが進んでいない印象につながっているかもしれません。
チームが多いのでキャラが沢山出てくるのですが、その後も頻繁に出てくるようになります。
当り前のように会話するので、キャラを知っているかどうかで面白さが変わってきます。
とりあえず、10巻位までは読んでみて欲しいですね。
20巻以上になると脱落者が増えそうかな。
2016年より2年間、長期休載になった時は心配でしたが、復帰してくれた本当に良かったです。
ただ、無理を承知で言いますと、8か月に1冊のペースだと待ちきれません。
半年に1冊、いや、年に3冊は読みたい!
感想(※ネタばれあり)
大まかなストーリーの流れは下記です。
①出会い~ボーダーと一悶着~大規模侵攻
序盤はテンポよく進んでました。
大規模侵攻は見せ場が多くて面白かったです。
三輪の「風刃 起動!!!」は熱くなりました。
とりあえず、ここまでは読んで見て欲しいです。
②B級ランク戦~ガロプラ急襲
B級ランク戦はストーリー的には停滞しました。
作者自身も予定より長くなったと言ってました。
色んなチームとの戦いを丁寧に描いた為に時間がかかったという感じです。
ただ、バトルは面白いし、魅力的なキャラもいっぱい出ます。
この後もどんどんキャラは登場するので、少しでもキャラを覚える為にはキャラ紹介の意味も込めてあって良かった気もします。
特に24巻(2022/5時点最新)以降はこれまでに出てきたキャラが大量に登場します。
ちょっとしか出てないキャラも普通に会話しまくるので、1回しか読んでない読者はキャラがよくわからずに、ついていけなくなります。
自分はある程度キャラを把握できていたので、余裕で楽しめました。
③遠征選抜試験
始まったばかりですが、長くなりそうです。
諏訪さんが大活躍ですね。
元々いい兄貴分でしたが、24巻ではさらに株が爆上がり中です。
それにしても、ボーダーのリーダー達は頭良くてしっかりし過ぎです。
年齢的には高校生から大学生が多いんですが、流石は選ばれたメンバー達です。
[2022/09/03:25巻追記]
前巻に続いて、キャラと説明と考察が多いです。
でも、思っていたよりは進んだかな。
システムの細かい設定はファンブックやおまけページで良い気もします。
少なからず、振り落とされる読者は出てるでしょうね。
まぁ、自分はまだまだ大丈夫です。
漆間は集団生活に向かない印象でしたが、思っているより馴染んでますね。
いや、空閑のコミュ力が高いからかな。
諏訪さんの株は今回も上昇中ですが、次巻は脩が大活躍しそうです。
遠征に行けるのは30巻位かな。
40巻で終わるとすると、年に2巻で考えると、あと8年か・・・。
[2023/06/02:26巻追記]
第2試験の続きになります。
2日目が終わったので、思ったよりは進んだかな。
前の巻でふるい落とされていない読者は楽しめてると思います。
脩が主人公らしく活躍していたのが嬉しい。
優秀な人間ばかりの中で若村が凡人代表みたいで安心するのですが、隊長に選ばれたからには理由があるから、今後どう活躍するのか楽しみな存在です。
[2024/05/09:27巻追記]
回想で鳩原の話や、二宮隊と影浦隊のB級降格の話があって良かったです。
回想があった分、途中までは読みやすかった。
後半は新たな試験の説明が盛り沢山で時間がかかります。
二宮の評価が上がりましたね。
言い方や言葉足らずの問題はありますが、 部下の為に上司と戦い、後輩にも頭を下げ、チームの為に動ける男でした。
ユズルとの関係も改善され、チームとしてまとまっていきそうです。
(今更仲良くというわけにはいかないでしょうが)
影浦隊に広報部隊は無理があります。
影と根付さんの相性も悪いでしょう。
根付さんは悪くない気がするけどな。
嵐山隊は頼めば普通に協力してくれそう。 (TV撮影に割り込ませて貰うとか)
若村はやっぱり選ばれた理由がありましたね。
まだ、内容は明らかになってませんが、楽しみです。
あと、香取が髪をアップにしてた。
好感度を上げにきていますね。
アニメ
概要
2014年に1stシーズンが放送され、2022年に3rdシーズンまで放送されています。
コミックスで言うと22巻辺りになります。
基本は原作通りですが、アニメオリジナルの「逃亡者編」が作られました。
コミックスで言うと12巻辺りになります。
1stシーズンが何故か早朝の放送だったので、視聴率が心配でしたが、オリジナルが作られたり、その後もアニメが続いているので安心しました。
ただ、4thシーズンは原作のストックが足りていないので、しばらくは無さそうです。
■主題歌
録画して見てたこともあり、あまり印象に残っていないです。
AAA「アシタノヒカリ」が一番耳に残っていますね。
全体的にお洒落な感じの曲が多い印象です。
記憶に新しい3rdシーズンのFantasticYouth「雲外憧憬」は良かった。
感想(※ネタばれあり)
声優の配役は特に違和感なかったです。
作画は若干顔が粗く見える所もあるけど、特に気にするほどではなかったです。
(世代もあるかもしれませんが、TVアニメの作画崩壊はそんなに気になりません。)
トリガーを最新のCGを駆使したアニメーションで見てみたい気はします。
■逃亡者編
「乱星国家エルガテス」というオリジナルの国家からの逃亡者のゼノ、リリスと出会い、二人を助けていく流れです。
悪くはないけど、特別良かったということもないです。
ゼノ様が傲慢なキャラだったので序盤はイライラする所が多かったです。
オリジナルの話は敵の星を作れば色々と広げれそうですね。
遠征が始まれば銀河鉄道999のように色んな星でのストーリーも作れそうです。
劇場版も作れますね。
質の良いものができれば、もっと人気出そう。
おれのサイドエフェクトがそう言っている
以上
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