京都駅にある伊勢丹で開催されている特別展です。
ブラック・ジャックは好きな漫画だったので、行ってみました。
概要
展覧会 | 期間 |
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[特別展] 連載50周年記念 手塚治虫 ブラック・ジャック展 | 2024/09/01 ~ 2024/10/06 |
言わずと知れた手塚治虫の名作「ブラック・ジャック」です。
アニメ化も何度もされていて、手塚治虫の中でも幅広い世代に人気がある作品だと思います。
医療漫画としての面白さはもちろんですが、ヒューマンドラマが面白いです。
ちなみに、自分が読んだのは文庫版です。
確か未収録の話があるんですよね・・・。
エレベーター前と、入り口前には撮影用のパネルがあり、作業机の再現があります。
ブラック・ジャックが連載されたのが1973~1983年なので、同時代のものが置かれています。
一部は漫画のストーリにも関連したものになります。
名称 | 概要 | 年代 |
---|---|---|
アサヒグラフ | 巨匠ピカソ逝く | 1973:ピカソの没年 |
週刊朝日 | 表紙:秋吉久美子 表紙:藤谷美和子(篠山紀信) | 1974:ハーグ事件 1979 |
限りなく透明に近いブルー | 村上龍による小説 138話「99.9パーセントの水 (限りなく透明に近い水)」 | 1976 |
朝日新聞 | ベトナム和平合意 88話「魔王大尉(悪魔)」 164話「あつい夜」 | 1973:パリ協定 |
キネマ旬報 | ー | 1970 |
サイエンス | ー | – |
週刊読売 | ー | 1970 |
猫と庄造と二人のをんな | 谷崎潤一郎による小説 56話「ネコと庄造と」 | 1936 |
巡回展
感想
第1章 B・Jとキャストたち
主要キャラの紹介です。
とりあえずキリコを上げておきます。
会場の外の廊下に展示されているので、第1章だけはチケット不要です。
第2章 B・J誕生秘話
手塚良仙 肖像画(複製)
手塚良仙(良庵)は医師・蘭学者で、手塚治虫の曾祖父です。
「陽だまりの樹」で主人公の一人として登場します。
大阪の適塾でも学んでいたそうです。
手塚治虫の医学ノート
色も使って綺麗にスケッチされてます。
手塚治虫の医師免許証
1953年に取得したものです。
医師免許証は死亡後に返納の義務があるようで、2003年に指摘があったそうです。
その後、特例として「抹消」の印を押して、遺族に戻されました。
おかげさまで合法的に展示することができるようになりました。
原稿 CASE1~4
貴重な生原稿で、修正した跡もわかります。
CASE1の最後のコマはブラック・ジャックの横顔ですが、目を修正していました。
表情に納得がいかなかったのかもしれませんね。
扉絵にトランプのJが使われていたんですが、ダイヤでした。
関係無いかもしれませんが、ブラック・ジャックのロゴも濁点やツの「”」がダイヤの形でした。
ただ、CASE4の扉絵ではダイヤのJとスペードのJがあり、スペードはブラック・ジャックが描かれていたので、ダイヤのJはブラック・ジャックではないのか。
・・・いや、特に深い意味は無いか。
第3章 B・J曼荼羅
原稿 CASE89 おばあちゃん
第3章は生原稿と原稿のパネルが展示されています。
全頁ではないですが、大体は知っている話だったので、思い出しながら鑑賞しました。
展示されていた中で印象に残っていた話を一つ上げておきます。
泣けます。
1億円でも治して欲しいと即答できるだろうか。
自分の身体なら治さなくて良いと言えるけど。
第4章 B・J蘇生
原稿 CASE44 二つの愛
第4章も第3章と似た内容ですが、現代アートの展示もあります。
いくつかの話は全頁が展示されています。
ここでも印象に残っていた話を一つ上げておきます。
以上
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