福井にある美術館の感想です。
2017年に一度来たことがあるのですが、覚えてなかったです。
今回はバスでしたが、以前は電車で来ました。
バス停が目の前にあるので、福井駅からならバスの方が便利です。
概要
展覧会 | 期間 |
---|---|
[企画展] 江戸時代の女たち ~美人図コトハジメ~ | 2024/01/03 ~ 2024/02/18 |
江戸時代の初期から末期までの女性を描いた作品を集めた展覧会です。
美人画が多いです
聞いたことある絵師は沢山いましたが、一般的に知られた絵師となると、少ないかな。
美術書「奇想の系譜」で知られる岩佐又兵衛、「見返り美人図」が代表作の菱川師宣が有名と思います。
参考展示で歌川広重の作品もあります。
・「奇想の系譜」(1970年刊行)
美術史家の辻惟雄による美術書。
江戸時代の個性的な画家を紹介し、再評価するきっかけとなった。
<紹介された画家>
岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曾我簫白、長沢芦雪、歌川国芳。
巡回展
・なし
感想
色んな美人画が見れて面白かったです。
女性の絵だと着物の柄とかも見応えがあります。
観覧料が安いですね。
大きな展覧会ではないですが、もう少し取って管理、保存などの費用に使っても良い気もします。
まぁ、美術に触れてもらうことを一番に考えると、安いにこしたことはないか・・・。
観覧料 | 備考 | |
---|---|---|
一般 | 100円 | 20名以上は団体2割引 |
高校生以下 | 無料 | |
シニア | 無料 |
岩佐勝重|盆踊図/男舞図
岩佐又兵衛とその長男の勝重の作品が揃って展示されていました。
二人とも福井出身です。
男舞と言うことで、表情も凛々しく見えます。
福井市内にある興宗寺には「岩佐又兵衛の墓」があります。
また、近くの宝永小学校の西側には「岩佐又兵衛の墓跡」があります。
寺が移転した後、しばらくしてから墓も寺の方に移ったようです。
2017年に見に行った時の写真です。
懐月堂安度|美人立姿図
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 期間 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
14 | 懐月堂安度 | 美人立姿図 | 18世紀 | – | 第二章/個人蔵 |
独特の人物描写をする絵師です。
デザイン性が高く、人形のようにも見える。
懐月堂派は安度が中心となって、江戸時代に流行ったそうです。
月岡雪鼎|文を読む美人図
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 期間 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
39 | 月岡雪鼎 | 文を読む美人図 | 18世紀 | – | 個人蔵 |
髪のサイドが傘のようにふわっと広がっています。
固めてるのかな?
髪型は似てるものが多いけど、たまに変わったものもあって面白い。
以上
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