京都にある角屋という建物のスケッチです。
花街で使われていた揚屋と呼ばれる建物です。
スケッチ
スケッチ内容
■基本情報
■考察
細かい所はどうなってるかわかりにくいですが、悪くはないと思っています。
主役は色が地味なので、周りの建物は輪郭だけにしてます。
スケッチ環境
路地ですが車や人もあまり通らないので、描くことは問題ないです。
広くは無いので、構図の選択肢は少ないです。
場所
概要
主に江戸時代から昭和の終わり頃まで揚屋、茶屋として営業していた建物です。
・揚屋
太夫、芸妓などを呼んで宴会をする場所。
料理の提供は行い、太夫、芸妓は置屋と呼ばれる派遣専門の場所から呼ぶ。
(明治以降は置屋でも宴会を行う場所があった)
似た業種の茶屋は料理の提供は行わない。
1998より「角屋もてなしの文化美術館」として一般公開されています。
毎年、春と秋の期間に公開されており、予約制で人数制限されています。
調度品や欄間など見所は沢山ありますが、2階座敷の螺鈿の装飾とかが綺麗でした。
係の人に案内してもらうことになりますが、説明も興味深いので、歴史や建築に興味があれば2階も含めて見て欲しいです。
ちなみに、角屋も利用していた置屋の輪違屋は今も営業しています。
基本非公開ですが、特別公開している時もあります。
リンク
■略歴
年 | 内容 |
---|---|
1589 | 初代徳右衛門が柳馬場二条で角屋の営業開始 |
1602 | 六条三筋町へ移転 |
1641 | ・六条三筋町から西新屋敷へ移転 ・移転時の騒動が「島原の乱のようだった」と 言われたことから「島原」と呼ばれるようになる |
1863 | 新選組が角屋で宴会後に壬生の八木家で芹沢鴨を暗殺 |
1872 | 揚屋からお茶屋に編入 |
1952 | 角屋が国の重要文化財に指定 |
1977 | 島原が花街としての営業終了 |
1980 | 重要文化財の指定範囲が追加 |
1985 | 角屋の営業終了 |
1998 | 角屋もてなしの文化美術館として開館 |
所在地
最寄り駅はJRの「丹波口駅」または「梅小路京都西駅」です。
そこから徒歩で7分程です。
JR「京都駅」からなら徒歩で27分程です。
「京都駅」からバスだと「梅小路公園前」までになるのでお勧めはしません。
以上
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