福島県喜多方市にある新宮熊野神社の長床のスケッチです。
会津~喜多方~大内宿へ旅行に行った時に描いたものです。
- 鶴ヶ城 (会津若松城)
- 会津さざえ堂
- 新宮熊野神社(長床)
スケッチ
スケッチ内容
■基本情報
■考察
長床が映えるのは斜めからだと思い、この構図を選びました。
長床の遠近感が強めになってしまったかな。
後ろの木と違和感を感じます。
この日は快晴だったので、色は明るい感じが出てて良いです。
スケッチ環境
向かって左にある鐘楼の近くから見た構図です。
敷地自体は狭いわけではないですが、建物、木、段差があるので、描きやすい場所は限られるかな。
場所
概要
熊野三山を祀る神社で、本殿前にある長床が珍しい。
長床は修験道で使われる言葉で、拝殿と同等の意味になります。
長床の奥に熊野三社本殿があります。
本殿 | 主祭神 | 配置 |
---|---|---|
本社新宮証誠殿 | 家都御子神 | 中央 |
末社那智山飛龍権現 | 熊野夫須美大神 | 向かって左 |
末社本宮十二社権現 | 熊野速玉大神 など | 向かって右 |
鳥居も木造で年季が入っていて、印象的でした。
笠木(屋根)が大きく、どっしりとした鳥居です。
ちなみに、宮城県仙台市にある大崎八幡宮にも長床があります。
中央部が通路になっており、割拝殿とも呼ばれます。
検索してみると、秋田県湯沢市にも長床があったようです。(現在は跡地)
ただ、こちらは寺の跡に院内銀山の集会所として建てられていたようで、宗教施設では無かったようです。
■略歴
年 | 内容 |
---|---|
1055 | 源頼義が前九年の役の時に勧請 (現在の会津若松市) |
1089 | ・頼義の子の義家が後三年の役の時に熊野新宮社として遷座 (現在の場所) ・熊野本宮社を現在の喜多方市上三宮町、熊野那智社を 現在の喜多方市熱塩加納町に遷座 後に新宮社に遷座し、本宮・新宮・那智の3社が祀られる |
1611 | 会津地震で倒壊 |
1614 | 蒲生忠郷により縮小された拝殿(長床)が再建 |
1969 | 重要文化財に指定 |
1974 | 解体修理され、復元される |
リンク
所在地
最寄り駅は「喜多方駅」です。
そこから徒歩で1時間程です。
駅から約5kmで、バスも無いようです。
車が一般的ですが、駅前の「民藝あくた川」さんでレンタサイクルを利用できます。
電車利用者にはありがたいです。
以上
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