バッテリーがすぐ切れるようになったので、バッテリーを交換しました。
2015年のことですが、備忘録として経緯と交換方法について記載します。
NW-A808について
使用している製品はソニーの「NW-A808」です。
製品名 | 価格 | 発売日 | 購入日 | 連続再生 |
---|---|---|---|---|
NW-A808 B 8GB | 32,800 円 | 2007/03/21 | 2007/05/04 | 約30時間 |
Aシリーズの中では第2世代に分類されます。
ウォークマンで初めて動画再生が対応されました。
ただし、動画は最初に使ってみただけで、それ以降は使うことはありませんでした。
転送に時間がかかるし、画面が小さいので普段使いには向かなかったですね。
約8年目でバッテリーを交換し、15年目に突入しました。
使用頻度は減りましたが、2022年6月現在も元気に動いてます。
何だかんだ言ってもソニーは良いものがあります。
ちなみに、最新(2023年)のAシリーズはNW-A300です。
NW-A306(32GB)とNW-A307(64GB)の、グレー/ブルー/ブラックの3色展開です。
■転送ソフト
曲の出し入れは「x-アプリ」を使っていましたが、一つだけ愚痴を言います。
ある時に終了するから新しいソフトに変わるようなメールか何かが来たのです。
おそらく「Music Center for PC」のことだったと思います。
新しく変えた方がいいと思い、深く考えないでデータの移行をしました。
データが多かったせいか結構な時間がかかったんです。
移行完了後に接続してみると、認識しませんでした。
そう、「2012年秋以降のウォークマンが正式対応」だったのです。
うおおお 何でや‼
何でやぁー‼
一瞬、新しいウォークマンを買うか考えましたが、「Music Center for PC」の方を消しました。
なので、「x-アプリ」は今でも活躍中です。
もう少し動作が軽いと嬉しいですが、残念ながらもう変わることはありません。
■略歴
年 | 内容 |
---|---|
2009 | 配布開始(「SonicStage V」を元に作成) |
2010 | この年以降のウォークマンに正式対応 |
2013 | 秋以降のウォークマンは「Media Go」に統一 (「x-アプリ」対応可のフォーマット形式は利用可能) |
2016 | 「x-アプリ」非対応のウォークマンができる |
2017 | ・「Media Go」の開発終了 ・「x-アプリ」の配布終了 ・「Music Center for PC」へ移行 |
経緯
バッテリーを交換した理由
バッテリー交換を自分で行った理由は下記の5点です。
- バッテリーがすぐ切れる
- バッテリー交換がそこそこ高い
- 機能的に不満が無く、変える必要はない
- 何だか交換してみたい
- そもそもすでに修理受付対象外だった
<1.バッテリーがすぐ切れる>
8年目の頃は連続再生2時間程度でした。
通勤で使っていて帰りは家まで持たない状態です。
5年目位で半分以下(10時間以下)にはなっていた気がします。
途中でモバイルバッテリーを持つようになったこともあり、誤魔化しながら使っていました。
※ソニーは購入時の半分になったら交換を推奨しています。
<2.バッテリー交換がそこそこ高い>
2015年に調べた時は 5,800~7,800円(税抜)でした。
例として下記の選択で目安料金の確認をしてみます。
STEP1:製品型名の入力へ進む
⇒「NW-A55」(約2,2000円)
STEP2:故障症状の選択
⇒「内臓充電池(バッテリー)のみの交換」を選択
STEP3:修理可能診断へ進む
⇒確認結果弊社にて修理対応が可能です。
STEP4:修理目安料金の確認へ進む
ご購入先はどちらですか?
⇒「ソニーストア」
メーカー保証期間中ですか?
⇒「メーカー保証期間外」
この製品は、引き取り修理サービスまたは
持ち込み修理サービスをお選びいただけます。
⇒「持ち込み修理サービス」
結果は下記になりました。
輸送料 | 1,320円(税込) |
修理目安料金 | 7,480円(税込) |
合計 | 8,800円(税込) |
STEP4で引き取り修理サービスを選ぶと輸送料は0円になります。
製品によって値段は変わります。
「NW-ZX507」(約80,000円)を同じ内容でやると、修理目安料金が22,000円(税込)でした。
高…ッ!!
<3.機能的に不満が無く、変える必要はない>
当時の買い替え候補は下記です。
製品名 | 価格 | 発売日 | 連続再生 |
---|---|---|---|
NW-A20 16GB | 27,880 円 | 2015/10/10 | 約30時間 |
元が8GBなので、16GB位が良いと考えてました。
64GB使用者の意見を見ると、下記の意見がありました
- PCとのアクセスが遅い
- 目当ての曲に中々たどり着けない
必ずしも、大は小を兼ねるとは限らないということですね。
<4.何だか交換してみたい>
ネットで調べていると、自分で交換している人が結構いました。
はんだ付けを少しだけやったことがあるので、久し振りやってみたくなりました。
<5.そもそもすでに修理受付対象外だった>
「NW-A808」でやると2015年時点で下記の回答をいただいてました。
弊社の修理対応は、終了しております。
本製品については、修理のご依頼を承ることができません。
製造打切り年:2008年
補修用性能部品保有期間:6年
当り前ですが、2022年6月時点でも同じ結果です。
新しく買い替えたい理由
新しく買い替えたい理由を考えると下記の4点です。
新しいものは改良されているので、基本的には性能は向上します。
- バッテリーが新品&性能アップ
- Bluetoothが付いてる
- ラジオが聴ける
- 新しいものは単純に嬉しい
交換する理由と比べた時に、交換する理由の方が強かったです。
まぁ、半分は意地になっています。
どこまで使い続けられるのか?とりあえず20年を目指します。
バッテリー以外ではBluetoothが無いことに不満を感じていました。
ワイヤレスが当たり前になりつつあったので、自分も使いたくなったのです。
ただ、意地になっているので、先にBlluetoothのトランスミッターを買いました。
代目 | メーカー | 作動時間 | 価格 | モード | 購入日 |
---|---|---|---|---|---|
初代(左) | TaoTronics | 3-4時間 | 2,500円位 | 送信 | 2015/05/26 |
2代目(右) | 神音 | 6-8時間 | 2,000円位 | 送信/受信 | 2020/11/05 |
初代は作動時間が短かかったので、途中で買い換えてます。
結局、2つも買ったら金額がかさんで・・・いや、何でもありません。
右側の画像が実際に使っている状態ですが、見た目はいまいちですね。
充電するものが1つ増えたことも悩みの種です。
それでも使い続けるのは最早理屈ではありません。
人としての意地でござる!
交換作業
[作業日]
2015/12/06
事前確認
まずは外装を開けて、中の状態を確認します。
一部が粘着テープで固定されていたので、少し固かったですが、問題なく開けれました。
基盤に電線が直接はんだ付けされていることを想定していましたが、思っていたのと違っていました。
見たことがないコネクタで接続されており、簡単に外れるか不明です。
コネクタから電線を抜けるかも不明です。
下記のブログ記事(UTT Lab.)でも似たようなことになっていました。
中間部を切断して、直接はんだ付けしていた為、同じ方法でやることにしました。
上記の方法を行うにあたり、熱収縮チューブが必要になります。
今回は1.0φを使用します。(Φ=直径mm)
バッテリー購入
下記のサイトで使えるバッテリーを発見し、早速購入しました。
深夜に注文して、2日後には到着しました。
右上に製品名入れたら関連で見つかります。
2015年の時の見た目は変わっているようです
サイズや性能が生産ロットにより変わるという記載もあるので、そういうこともあるのでしょう。
実際に届いたものです。
画像と異なっていたので少し心配でしたが、注文内容に間違いはなく、サイズも問題は無さそうなので良しとします。
旧バッテリーを外す
「0.事前確認」と同じ状態にして、バッテリーを外そうとした所、思っていたのと違うことがありました。
バッテリーと本体が接着剤で固く接着されている為、中々外せませんでした。
ドライバーで剥がそうと試みるが、本体の端に傷が入るばかりです。
力を入れるたびに湾曲して、裏の液晶画面が壊れそうで恐ろしい。
周りにテープ類が付いていたので、外側の接着部分は諦めて、中身だけ出せるかと考えましたが、上手くはいきませんでした。
結局、少しずつ剥がしていき、何とか外しました。
電線の接続を見ると、小さい基盤にはんだ付けされていたので、ここから外すことにしました。
ここの基盤からバッテリー側までがテープみたいのでしかつながっていないので、何だか不思議です。
新バッテリーを付ける
電線同士をはんだ付けし、熱収縮チューブ(1.0φ)で保護します。
電線同士をねじってつなげたかったですが、本体側の電線が細く難しい状態でした。
ビニール部分を上手く剥がす自信が無かったので、はんだ付けだけで接続しています。
まぁ、熱収縮チューブでカバーをして動かすこともないので、大丈夫と判断しました。
バッテリーを本体に入れると、思っていたよりも線が余った為、かなり窮屈でした。
下部にHOLD切替スイッチがある為、そこは避けるように詰め込みました。
これでひとまずは交換が完了したことになります。
動作チェック
2本目をはんだ付けしている時点で液晶が点いた為、大丈夫そうでしたが改めて確認します。
バッテリーを外した際のドライバーの傷が少し残りましたが、大丈夫そうです。
充電状態が4段階中の2~3の所で維持できることが久し振り過ぎて違和感がありました。
交換前はフル充電の後はすぐ1になっていました。
まとめ
傷は付きましたが、メーカーのサポートを利用するよりは安く済みました。
自己責任にはなりますが、壊れても良ければやってみる価値はありますね。
バッテリー交換で購入したものは下記になります。
購入品 | 価格 |
---|---|
バッテリー | 2,560円 |
熱収縮チューブ1Φ100cm | 45円 |
はんだ3m | 224円 |
バッテリーは探せばもっと安くできるかもしれません。
チューブやはんだは一部しか使用しないので、費用としては大したことありません。
(次にいつ使うかはわかりませんが)
まぁ、手間を時給で考えると微妙な話になりますが、楽しんでできたので良しとしましょう。
当時は2~3年延命できれば十分かと思っていましたが、2015年から既に7年が経過しています。
もう元は取れてますね。
次は・・・流石に買い替えかな。
以上
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