大阪にある四天王寺の五重塔のスケッチです。
聖徳太子が建立した大阪を代表するお寺です。
スケッチ
スケッチ内容
■基本情報
■考察
粗いスケッチです。
五重塔の形に違和感があります。
屋根の裏がこれだけ見える角度だと、柱や壁が垂直になるのはおかしいんですが、中々上手く描けません。
この問題点については下記で考察しています。
下図は画像を加工して左右を少し傾けた例です。
やっぱり、斜めの方がマシな気がします。
スケッチ環境
大きな寺院ですので、広いスペースはあります。
良い感じの構図で描こうと思うと、選択肢はそんなに無さそうです
場所
概要
和宗の総本山で、ご本尊は救世観音です。
現在の五重塔は戦後に鉄筋コンクリートで再建されたものです。
様式は飛鳥建築を再現しているようです。
何度か焼失しており、8代目です。
・和宗
四天王寺は元々、特定の宗派に属さない八宗兼学の寺でした。
一時期は天台宗に属していましたが、1946年に天台宗から「和宗」として独立した。
名称の由来は聖徳太子の「十七条の憲法」の第一条「和をもって貴しとなす」からとっています。
・八宗兼学
八宗の教義を全て兼ね備えていること。
八宗の定義は下記です。
聖徳太子の時代は南都六宗もまだないので、宗派に限定せずに全ての宗派だったかもしれません。
一般 | 学派上の定義 |
---|---|
・天台宗 ・真言宗 ・日蓮宗 ・曹洞宗 ・臨済宗 ・浄土宗 ・浄土真宗 ・時宗 | ・三論宗 ・成実宗 ・法相宗 ・倶舎宗 ・華厳宗 ・律宗 ・天台宗 ・真言宗 *緑は南都六宗 |
リンク
■略歴
年 | 内容 |
---|---|
593 | 聖徳太子が建立 |
836 | ・五重塔(初代)が落雷により破損 ・再建(2代目) |
960 | ・火災により全山が焼失 ・再建(3代目) |
1576 | 天王寺の戦いで織田軍の放火で焼失 |
1600 | 豊臣秀頼により大和国額安寺から五重塔(4代目)を移築 |
1614 | 大阪冬の陣で焼失 |
1623 | 徳川秀忠により五重塔(5代目)や伽藍が再建 |
1801 | 落雷で五重塔、金堂などが全焼 |
1813 | 五重塔(6代目)、伽藍が再建 |
1934 | 室戸台風で五重塔が全壊 |
1940 | 五重塔(7代目)が再建 |
1945 | 大阪空襲で焼失 |
1946 | 天台宗から独立して和宗を創設 |
1963 | 五重塔(8代目)などを再建 |
所在地
最寄り駅は「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」です。
そこから徒歩で2分程です。
「天王寺駅」からでも徒歩で10分程です。
以上
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