京都の伏見にある三栖閘門のスケッチです。
京阪電車からも少し見えます。
スケッチ
スケッチ内容
■基本情報
■考察
線が雑な部分もありますが、全体的にはバランスが良くて気に入っています。
門の赤が良いアクセントになっています。
色はほとんど混ぜていませんが、かえって顔彩の色が綺麗に出ていると思います。
空も違和感なく描けて安心しました。
ちなみに、奥の門は実際にはもっと離れています。
下の写真を見ると頭の薄緑の部分が少し見えているだけです。
左側に空間ができてしまうことが気になったので、寄せて描いてみました。
電柱や木が邪魔なら消すのもあり!
スケッチ環境
河側に堤防を下りると人は通らないので、スケッチするには丁度良い場所でした。
近くに運動公園もある為、堤防の上だと人通りが結構あります。
道が狭いため、堤防上でのスケッチは邪魔にならないように注意が必要です。
場所
概要
京都市伏見区にある宇治川と濠川をつなぐ場所にある閘門です。
閘門は水位の違う水面で船を通すための施設です。
仕組みは下記でアニメーションが見れます。
ちなみに、パナマ運河と同じ仕組みです。
今は閘門としては使われていませんが、歴史遺産として解体されずに残っています。
門と門の間は川の水が流れており、当時の景観が今でもうかがえます。
訪れたきっかけは枚方にある淀川資料館で閘門の展示を見たことです。
展示を見て興味が沸き、直接行ってみようと思いました。
三栖閘門へ行った後は毛馬閘門も気になり、結局行きました。
片方だけ行かないのも気持ち悪いです。
お三栖参らばお毛馬もかけよ~
お毛馬かけねば片参り~
という歌があるとかないとか(ないです)
■略歴
年 | 内容 |
---|---|
1917 | 台風により淀川が洪水(大正大洪水) 淀川改修増補工事のきっかけとなる |
1918 | 淀川改修増補工事が始まる |
1922 | 観月橋~三栖に堤防が作られ、 伏見港~宇治川で船が通れなくなる |
1929 | 船が通れるように三栖閘門を建設 |
1962 | 陸上輸送の発達と天ヶ瀬ダムの完成により、 宇治川の水が下がったことで廃止 |
洪水対策により船が通れなくなったとは皮肉です。
近くに三栖閘門資料館があるので合わせて見てもらえれば三栖閘門の歴史が詳しくわかります。
■補足
伏見は今も十石船、三十石船が観光客用に乗れたりするぐらい、水路の多い街です。
港町伏見の遺構を見て回るのもいいですね。
所在地
京阪電車の中書島駅が最寄り駅です。
以上
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