大和文華館の企画展です。
大和文華館は広い所ではないですが、展示室内の中心には竹の中庭があったり、落ち着いた時間を過ごせる所です。
学園前駅の周辺にある3館をはしごしてきました。
- 松柏美術館「松篁、松園を語る 松園、松篁を語る」
- 大和文華館「染織品と松浦屏風」
- 中野美術館「コレクションの精華」
概要
展覧会 | 期間 |
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[企画展] 染織品と松浦屏風 ―織物・染物・刺繍 いろとりどり― | 2023/04/07 ~ 2023/05/14 |
染織にスポットを当てた企画展になります。
たまたま解説を聞くことができたのですが、染織品は所蔵品が少ないので、染織品だけでは企画展がまだできないそうです。
今回は衣装が綺麗な絵も含めることで、染織品の企画展として開催されたそうです。
国宝が2点展示されています。
リンク
巡回展
・なし
感想
染物、織物、刺繡の色んな種類のものが見れます。
時代も古代から近代と幅広いです。
絵で言うと、「婦女遊楽図屏風(松浦屏風)」は国宝で大和文化華館の目玉の一つなので、久し振りに見れて良かったです。
以下に印象に残ったものを書いていきます。
刺繍五髻文殊菩薩像【落書き】
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 期間 | 備考 |
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ー | 作者不明 | 刺繍五髻文殊菩薩像 | 鎌倉 | ー | 重文 |
鬣というよりも髭です。
戦国武将とかでいそうです。
李迪|雪中帰牧図【落書き】
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 期間 | 備考 |
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ー | 李迪 | 雪中帰牧図 | 南宋 | ー | 国宝 |
牛を引いているものと、牛に乗っているものの2幅です。
去年に木島櫻谷の展覧会で同じ画題を見たと思ったら、あっちは「帰農図」でした。
婦女遊楽図屏風(松浦屏風)
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 期間 | 備考 |
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ー | 作者不明 | 婦女遊楽図屏風 (松浦屏風) | 江戸前期 | ー | 国宝 |
衣装は色も柄も描き分けられているので、見ていて面白いです。
解説で絞りの糸の跡も表現されているという話を聞いて、改めて見ると確かに細かく表現しているようでした。
伝宮崎友禅斎|林和靖図
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 期間 | 備考 |
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ー | 伝宮崎友禅斎 | 林和靖図 | 江戸中期 | ー | ー |
顔以外が友禅染の技法で塗られているそうです。
筆で描いたのとは違った感じには見えました。
表装も友禅だそうです。
司馬江漢|美人図【落書き】
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 期間 | 備考 |
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ー | 司馬江漢 | 美人図 | 江戸後期 | ー | ー |
司馬江漢は西洋絵画を学んでいて、西洋画風の絵を描いていた印象があります。
初期の頃は鈴木晴信に学び、鈴木春重という名前でも活動していました。
さっき、松柏美術館で上村松園が鈴木春信を上品と評していたのを思い出しました。
以上
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