岡山県にある岡山城天守閣の展示の感想です。
2022年の「令和の大改修」で内部の展示もリニューアルされています。
概要
展覧会 | 期間 |
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[常設展] | ー |
[企画展] 戦国に生きる | 2023/03/28 ~ 2023/06/19 |
令和の大改修により、展示は歴史学者の磯田道史氏(岡山市出身)が監修されています。
体験型を意識されているようで、火縄銃や刀の模型を触ることができ、重さを体感できます。
企画展では花房家歴史資料を展示しています。
花房家は宇喜多直家、秀家の家臣でした。
連携展示では岡山シティミュージアムと連携して「御駕籠」の展示が行われています。
会場 | 所有元 | 最後の藩主 | 期間 |
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岡山城天守閣 | 庭瀬藩 | 板倉勝弘 (1838~1909) | 03/28~06/19 |
岡山シティミュージアム | 足守藩 | 木下利恭 (1832~1890) | 04/08~06/25 |
木下家の駕籠は下記twitterで画像が見れました。
板倉家の方が装飾が少なく、木下家の方が豪華に見えます。
どちらも最後の藩主の頃のものですが、木下家の方は琴姫の婚礼調度品だからでしょうね。
板倉家2万石、木下家2万5千石だから石高の差もあるのかな?
感想
岡山城天守閣
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 期間 | 備考 |
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ー | ー | 岡山城天守閣 | 1597 | ー | ー |
屋根には金の桃瓦がありました。
桃は邪気を払ったり、長寿の効果があると言われるからでしょうけど、岡山らしくていいですね。
鯱も綺麗に輝いています。
耳(?)と口が赤いタイプと赤くないタイプの2種類ありました。
入口から左手側にある塩蔵が忍者のクイズ&ゲームのコーナーになっていました。
実際にどんな風に塩を貯蔵していたのか気になりましたが、塩蔵の展示については公式サイトにもプアフレットにも説明が無かったので、よくわかりませんでした。(見落としたかもしれませんが)
伝花房正成所用紺糸縅二枚胴具足
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 期間 | 備考 |
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ー | ー | 伝花房正成所用紺糸縅二枚胴具足 | 1555-1623 | ー | ー |
よく見ると胴の正面に不動明王らしきものが描かれていました。
豪姫小袖下布切
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 期間 | 備考 |
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ー | ー | 豪姫小袖下布切 | 1574-1634 | ー | 複製 |
見た目は落ち着いた染物ですが、花は金の刺繡がされていて、豪華な工夫がされています。
流石、戦国大名の妻のものです。
・豪姫
前田利家の四女。
宇喜多秀家の正室。
宇喜多秀家の家臣だった花房正成は宇喜多騒動を起こして出奔しますが、秀家が八丈島に流された後には秀家に仕送りをしていたそうです。
豪姫の小袖が花房家に伝わった経緯はわかっていないようですが、騒動や島流しがあっても何らかの関係性があったかもしれません。
黒漆塗金銀蒔絵箱入 池田光政筆「太極図説」
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 期間 | 備考 |
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ー | ー | 黒漆塗金銀蒔絵箱入 池田光政筆「太極図説」 | 1609-1682 | ー | ー |
漆と蒔絵がとても奇麗でした。
数百年前の物とは思えない位、状態も良かったです。
以上
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