【美術】特別展「すべてを描く萬絵師 暁斎」中之島香雪美術館

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すべてを描く萬絵師 暁斎
すべてを描く萬絵師 暁斎

中之島香雪美術館の特別展です。

意外ですが、暁斎の特別展は大阪初開催だそうです。
調べてみると、2008年に京都、2019年に兵庫で開催されてました。

概要

展覧会期間
[特別展]
すべてを描く萬絵師よろずえし 暁斎
―河鍋暁斎記念美術館所蔵
2025/04/26 ~ 2025/06/01
 ※05/12に一部展示替えあり

河鍋暁斎記念美術館の所蔵品を中心とした特別展です。
香雪美術館こうせつ    .が所蔵している狩野派、中国絵画なども併せて展示されます。

河鍋暁斎かわなべきょうさい(1831-1889)
江戸時代の修験僧、仏師、歌人。
円空仏えんくうぶつ」と呼ばれる木彫りの仏像が有名。
生涯に約12万体の仏像を作ったとされる。

・河鍋暁斎記念美術館
河鍋暁斎の曾孫である楠美氏くすみ .が創設した美術館。
埼玉県で1977年に開館した。


円空が挿絵を描いた大般若経、僧として資料、歌の紹介もされていて、修験僧、仏師、歌人としての円空を知れる展覧会でした。

構成
  • 狩野派・中国絵画
  • 狂斎―江戸と明治
  • 書画会、能狂言―画業の一幕
  • 暁斎―縦横無尽‼
  • 鴉―画業の極北

チラシは表の絵が3種類ありました。

(左)No.50 文読む美人図
(中)No.75 鳥獣戯画 猫又と狸 下絵
(右)No.17 風流蛙大合戦之図

チラシ
チラシ

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2026/04/22~2026/06/21
2026/07/11〜2026/09/23
2026/10/10~2026/12/06
サントリー美術館
神戸市立博物館
静岡県内
東京
兵庫
静岡

感想

伝狩野探幽|戯画図巻

No作家名作品名備考
5伝狩野探幽戯画図巻17世紀

鷲に鷲掴みされる風神がコミカル。

河鍋暁斎|毘沙門天之図

No作家名作品名備考
7河鍋暁斎毘沙門天之図1848

17歳で描いた作品です。
それは凄い…ッ、と思いかけましたが、今で言うと高校生なので、上手い人はまぁ描けそうかな。

河鍋暁斎|九相図

No作家名作品名備考
28河鍋暁斎九相図くそうず
新死相しんしそう
脹相ちょうそう

九相図は死体が腐敗して骨になるまで場面が描かれるので、絵によってはグロいものもあります。
暁斎もグロめです。

・九相図
死体が骨になるまでの九つの場面を描いた図
場面については描かれているものにより違いがある
新死相、生前相を含めた十から十一図の場合もある

「大智度論」、「摩訶止観」など
脹相ちょうそう、②壊相えそう、③血塗相けちずそう
膿爛相のうらんそう、⑤青瘀相しょうおそう、⑥噉相たんそう
散相さんそう、⑧骨相こつそう、⑨焼相しょうそう

「大経五悪図会」
①死相(想)、②肪脹相ぼうちょうそう、③血塗相、
乱壊相らんえそう、⑤噉食相たんじきそう、⑥青瘀相、
⑦焼相、⑧白骨相はっこつそう、⑨墳墓相ふんぼそう

河鍋暁斎|卒都婆小町図 下絵

No作家名作品名備考
29河鍋暁斎卒都婆小町図そとばこまちず 下絵
卒都婆小町図 下絵
卒都婆小町図 下絵
制作情報

[制作日]
2025年05月24日 鉛筆
2026年03月09日 色鉛筆

[道具]
・鉛筆
・色鉛筆
・ノート(リングノート)

「卒都婆小町」は能の演目で、小野小町の老婆の頃の話になります。
小野小町の老婆の姿は浮世絵にもく描かれていますが、これは「九相図」として描かれていて珍しいです。
白骨化し、鳥に目を啄まれているついば .姿は無惨です。

河鍋暁斎|風神雷神図

No作家名作品名備考
37河鍋暁斎風神雷神図

風神の風袋はつぎはぎだらけ、雷神は落ちた太鼓を拾っています。
有名な風神雷神のイメージとは違い、風刺の効いたコミカルな作品です。

雷公の太鼓釣らいこう  たいこつりは大津絵の定番の画題のようです。

・大津絵
今の滋賀県大津市で江戸時代初期から売られてた民族絵画
素朴でコミカルな画風が特徴的

河鍋暁斎|文昌星之図

No作家名作品名備考
39河鍋暁斎文昌星之図ぶんしょうせいず1887

北斎の「文昌星図」を元にしていると考えられています。
これは元々、暁斎が所蔵しており、後に北斎研究者として知られる永田生慈ながたせいじに渡り、他のコレクションと共に永田氏の地元である島根県に寄贈されました。
永田氏が所蔵していた作品は永田コレクションとして知られています。

河鍋暁斎|月に狼図

No作家名作品名備考
45河鍋暁斎月に狼図

月、狼、岩が水墨画で描かれていてお手本の様にとても綺麗です。
ただ、狼のくわえる生首がとてもリアルで不気味です。

河鍋暁斎|蛙の人力車と郵便夫/鳥獣戯画 など

No作家名作品名備考
71
72
73
74
75
76
河鍋暁斎蛙の人力車と郵便夫
蛙の軽業 下絵
変化図 下絵
狐の足芸 下絵
鳥獣戯画 猫又と狸 下絵
鳥獣戯画 梟と狸の祭礼行列 下絵




チラシ

「蛙の人力車と郵便夫」は持ってる本の表紙になっていたので、印象に残ってます。

河鍋暁斎、瓜生政和|暁斎画談

No作家名作品名備考
80画:河鍋暁斎
著:瓜生政和うりゅうまさやす
暁斎画談1887
国立公文書館「暁斎画談」外篇(巻之下)

内篇(上下巻)・外篇(上下巻)の全4冊。
外篇(巻之下)の22ページ目に筆禍事件(泥酔して政府を批判する戯画を描いたとか)で捕らえられた暁斎の様子が描かれています。
『明治三年 曉斎氏東京府獄屋繋がるるの図』という題名です。

瓜生政和は梅亭金鵞ばいていきんがの名でも知られる作家で、福神漬ふくじんづけの命名者との説があります。(諸説あり)


以上

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