兵庫県立兵庫津ミュージアムの常設展と企画展です。
近くで予定があった為、行ってきました。
イオンモール神戸南の中に発掘品の展示があったので一緒に載せておきます。
狙っていたわけでないですが、「関西文化の日」だった為、無料で見れました。
概要
展覧会 | 期間 |
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ひょうごはじまり館 [企画展] イワシとニシンと兵庫津の商人 ー江戸時代、サカナは肥料だったー [常設展] | 2024/10/12 ~ 2024/12/08 ※前期と後期で展示替あり |
初代県庁館 | ー |
イオンモール神戸南 | ー |
兵庫は昔から港町として栄えており、「兵庫津」の前は「大輪田泊」と呼ばれ、平清盛の頃には日宋貿易の拠点となりました。
感想(企画展)
播州名所巡覧図絵
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|---|
9 | ー | 播州名所巡覧図絵 | 1804 | 第1企画展示室 1 |
神戸市須磨区にある多井畑厄除八幡宮が載ってます。
日本最古の厄除け神社だそうです。
階段が凄かったので気になったのですが、今も長い階段は健在のようです。
引札(魚崎の酒造家・岸田忠左衛門)
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|---|
50 | ー | 引札(魚崎の酒造家・岸田忠左衛門) | 近代 | 第1企画展示室 3 |
一番上の樽が「惣花」で、岸田が作った酒です。
現在は加島屋が販売しています。
伊丹でも引札があったのを思い出した。
歌川広重(三代)|大日本物産図会
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
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48 | 歌川広重(三代) (安藤徳兵衛) | 大日本物産図会 同新酒荷出之図 | 1877 | 第1企画展示室 3 |
沢山の酒樽が港に積まれています。
畳のあるくらし(浮世絵のパネル展示)
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|---|
– | ー | [パネル]墨田川志ろ酒 | 江戸末期 | 第2企画展示室 |
– | 歌川国貞(初代) (歌川豊国(3代目)) | [パネル]改名祝儀当酒盛 | 1860 | 〃 |
– | 歌川広重 | [パネル]江戸高名会亭尽より東叡山麓 河内楼上酒宴之図(下谷広小路) | 江戸後期 | 〃 |
魚肥を使って木綿、米、七島藺と言った作物を育てていたようです。
「七島藺」はい草のことで、青莚(畳表)を商品として売っていたので、畳に注目した浮世絵3点が紹介されています。
<墨田川志ろ酒>
これも引札でした。
店の様子を描いた画です。
商品と値段が書かれています。
<改名祝儀当酒盛>
1860に中村福助から四代目中村芝翫を襲名した時の祝いの場面です。
中央の扇を開いているのが中村芝翫です。
<江戸高名会亭尽>
料亭や茶店などを描いたシリーズの中の一枚です。
感想(常設展)
中国から輸入された陶磁器
作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|
ー | 建窯産天目茶碗 龍泉窯系青磁碗椀 龍泉窯系青磁皿 華南産白磁碗 | – | ー |
破片ですが、天目が綺麗に見えます。
青磁窯で有名な龍泉窯の破片もあります。
摂津国名所港津図屏風(左隻)
作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|
ー | 摂津国名所港津図屏風(左隻) | 江戸前期 | ー |
中央の船が集まっている辺りが兵庫津です。
兵庫津で使われていた焼き物
作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
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ー | 肥前系染付磁器皿 肥前系染付磁器花瓶 肥前系染付磁器御神酒徳利 刷毛目唐津碗 土製人形 | – | ー |
肥前、唐津といった佐賀の焼き物です。
五雲亭貞秀|西国名所之内 兵庫磯乃町
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
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– | 五雲亭貞秀 | 西国名所之内 兵庫磯乃町 | 1865 | ー |
幕末の兵庫津で手前の門が柳原惣門です。
西国街道が通っており、西側の出入口になります。
東側には湊口惣門がありました。
初代県庁舎の模型
隣りに復元されている初代県庁館の模型です。
置塩章|2代目県会議事堂の県章入りステンドグラス
No | 作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
---|---|---|---|---|
– | 置塩章 | 2代目県会議事堂の県章入りステンドグラス | 1922 | ー |
真ん中の四角が県章です。
Gと┗ ┛の部分が「兵」を図案化したものです。
エンボッサー(しおり作成)
インクのスタンプが多いので、エンボスは珍しいです。
インクは汚れるリスクがあるので、エンボスもいいですね。
金物屋、家具屋、くすり屋です。
感想(初代県庁館)
2021年に復元したもので、木の色もまだ新しいです。
1868年に兵庫県が誕生し、伊藤博文が初代県知事に就任しました。
知事執務室や庭園が再現されています。
裁判を行った吟味場(お白洲)です。
仮牢です。
中は2重になってます。
感想(イオンモール神戸南)
「発掘された みなとまち兵庫津」として発掘品の展示スペースがあります。
吹き抜けには日本遺産認定の垂れ幕がありました。
以上
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