【美術】特別公開「長楽館「御成の間」(第49回 京の夏の旅)」

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長楽館
長楽館

京都の祇園(八坂神社)にあるで長楽館です。

TV番組で紹介されていて、見てみたかった所です。
特別公開が開催中だったの、行ってきました。

第49回 京の夏の旅 文化財特別公開

概要

展覧会期間
[特別公開]
長楽館「御成の間」ちょうらくかん  おなりのま    
第49回 京の夏の旅
2024/07/12 ~ 2024/09/30
※日時が不規則の為、
 公式サイトのカレンダーを要確認

長楽館は明治42年(1909)に実業家の村井吉兵衛むらいきちべえが建てた迎賓館、かつ村井の別邸です。
村井は煙草の商売で財を成した為、「煙草王」と呼ばれました。

名前の由来は伊藤博文が訪れた時に、この館にいれば楽しみが長い、と言った内容の感想を言ったことから名付けられました。

構成

[本館] 観賞場所
1F ①玄関 ②ホール兼階段室
   ③迎賓の間 ④球戯の間 ⑤書斎の間
   ⑥食堂の間 ⑦サンルーム
2F ⑧喫煙の間 ⑨美術の間 ⑩鳳凰の間
   ⑪バルコニー(特別公開の受付)
   ⑫接遇の間 ⑬貴婦人の間
3F ⑭長楽庵 ⑮御成の間

[新館]
1F~3F ホテル

館内案内

※公開している場所以外はカフェやレストランなどの店舗として利用されている為、自由には見れません。

<館内の美術関連>

場所作家名作品名
建物全体J.M.ガーディナー
東京杉田商店・京都河瀬商店
(設計)
(内装装飾)
1909
③迎賓の間高木背水    はいすい12個の壁画1909
⑤書斎の間木村英輝   ひでき孔雀の壁画「Darling Peacock」2009
⑧喫煙の間伊藤博文扁額「長楽館」1909
⑨美術の間中村白玲    はくれい絵「紫陽花の花」
⑭長楽庵橋本関雪
鈴木睦美   むつみ
扁額「和楽」
花器

⑮御成の間J.M.ガーディナー
大島盈株    みつもと
藤井善三郎

(外部設計)
(内部設計)
書「寿」
交趾焼こうちやき
京薩摩
1914
1914


新館木村英輝ハトの壁画「LOVE DOVES」2008

感想

①玄関

玄関(外)
玄関(外)
玄関(内)
玄関(内)

玄関外の横にある柱はイオニア式で柱上部に渦巻の装飾があります。

ドアをの周りのステンドグラスも綺麗。
横の花はアヤメです。

②ホール兼階段室

階段室(2階)
階段室(2階)

階段の手摺や装飾が綺麗です。
上部(⑭長楽庵の入口前)にある扁額は日本画家の橋本関雪による書です。

⑭長楽庵

茶室です。
一段上がった床の間は「残月床ざんげつどこ」と呼ばれていて、表千家おもてせんけの茶室を模しているようです。

赤い漆器は漆芸家の鈴木睦美による作品で、水鳥が泳いでいます。

正面には半月を表現した窓があり、左右の丸までには季節感のあるステンドガラスがはめられています。
桜と紅葉かな。
宇野澤ステンド硝子工場(日本初のステンドグラス工房)で作られたそうです。

⑮御成の間

贅をこらした造りになっています。
格天井にシャンデリアは珍しい組み合わせです。
釘隠しも模様が細かい。


以上

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