「カルビー」と「すみだ北斎美術館」のコラボによる商品です。
期間限定と北斎に惹かれて久し振りに堅あげポテトを買いました。
概要
「堅あげポテト」について
通常のポテトチップスよりも厚くて固い、食べ応えのある商品で、1993年に誕生しました。
レギュラー商品は下記です。
うすしお味とブラックペッパーは大抵のスーパーで売ってる人気商品です。
商品名 | 内容量 | 北斎の画 |
---|---|---|
うすしお味 | 65g, 72g, 144g, 60g (15g×4) | 冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏 |
ブラックペッパー | 65g, 144g, 60g (15g×4) | 冨嶽三十六景 凱風快晴 |
焼きのり味 | 65g | 冨嶽三十六景 山下白雨 |
贅沢焼きのり味 | 72g | ー |
2020年に北斎の生誕260年を記念して「すみだ北斎美術館」とコラボすることになり、定番3商品のデザインに採用されました。
その時に大きな反響があり、今年(2023年)は期間限定の1つを加えて再びコラボが実現されました。
定番3商品には冨嶽三十六景の中でも「三大役物」と呼ばれる名作が選ばれています。
まぁ、定番、知名度順的に組み合わせはそうなるかな、と言う感じです。
「うすしお」は「浪(海)」と近いイメージもある。
期間限定や地域限定、おみやげ用が下記です。
西日本ばかりなのはカルビーが広島発祥だからかな(真相不明)。
商品名 | 内容量 | 北斎の画 | 年 |
---|---|---|---|
堅あげポテト匠味 淡路島の極味玉ねぎ味 | 61g | ー | |
堅あげポテト ゆず塩レモン味 | 60g | 諸国瀧廻り 美濃ノ国養老の滝 | 2023 |
堅あげポテト 塩わさび味 | 60g | ー | |
堅あげポテト 香ばしにんにく味 | 60g | ー | |
堅あげポテト 伝統の醤油味 | 60g | 百人一首乳母かゑとき 柿の本人麿 | 2024 |
<ゆず塩レモン味>
堅あげポテト応援部と初めて共同で作った商品です。
パッケージについては堅あげポテト応援部と、すみだ北斎美術館の来館者による投票によって選ばれたそうです。
夏向けの爽やかな味なので、瀧の画が合っています。
(2024/10/19追記)
<伝統の醤油味>
期間限定で販売されていました。
創業400年を超えるヒゲタ醤油株式会社とのコラボで、パッケージは某テレビ番組の葛飾北斎博士ちゃんとして知られる目黒龍一郎氏が選定しました。
商品名 | 内容量 | 販売地域 |
---|---|---|
昆布しょうゆ味 | 63g | 北海道 |
白えび味 | 63g, 70g | 中部 (富山県 石川県 福井県 岐阜県 愛知県 三重県 静岡県) |
関西だししょうゆ | 63g, 70g | 中部 (富山県 石川県 福井県) 近畿 (滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県) |
九州しょうゆ | 63g, 70g, 144g | 中国 (鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県) 四国 (徳島県 香川県 愛媛県 高知県) 九州 (福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県) |
商品名 | 内容量 | 販売地域 |
---|---|---|
桜えびのかき揚げ味 | 120g (15g×8) | 中部 (静岡県) |
飛騨みそ味 | 120g (15g×8) | 中部 (岐阜県) |
串かつソース味 | 120g (15g×8) | 近畿 (滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県) |
焼き蟹味 | 120g (15g×8) | 東北 (青森県 秋田県 山形県) 中部 (新潟県 富山県 石川県 福井県) 近畿 (京都府 兵庫県) 中国 (鳥取県 島根県) |
瀬戸内レモンと海苔味 | 90g (15g×6) | 中国 (岡山県 広島県 山口県) 四国 (徳島県 香川県 愛媛県 高知県) |
沖縄シークヮーサー味 | 90g (15g×6) | 九州 (沖縄県) |
でーじまーさんアーサそば味 | 90g (15g×6) | 九州 (沖縄県) |
「堅あげポテト」の感想
堅あげポテトは美味しいのですが、どちらかと言うと通常のポテトチップスの方を選べることが多いです。
理由は通常の方が好きというのもありますが、一番は口の中を傷めやすいことです。
堅あげポテトの宿命とも言えるので、こればっかりは仕方がないです。
下記の注意書きがありました。
対象年齢:4才頃から かたさが特徴の商品です
口の中を傷めないよう,よくかんでお召し上がりください
なので、基本は通常を選んで、時々食べたくなった時に選ぶ感じですね。
毎回痛めるわけではないですが、時々でいいかな。
<ゆず塩レモン味>
パッケージに書いてる通り、最初に柚子の香りを感じます。
嚙んでるとレモンの酸味が口の中に広がっていく感じです。
ゆずとレモンの酸味×酸味なので、酸味が強くて好き嫌いが分かれそうです。
サラダにドレッシング代わりに混ぜるのもありかもしれません。
(2024/10/19追記)
<伝統の醤油味>
醤油の香りが効いています。
味はコンソメパンチっぽい気もします。
コンソメが好きならいけると思います。
【美術情報】葛飾北斎「冨嶽三十六景」「諸国瀧廻り」
葛飾北斎(1760-1849)は言わずと知れた江戸時代後期の浮世絵師です。
「冨嶽三十六景」は北斎の一番の代表作ですが、シリーズものとしてはその次に「諸国瀧廻り」がきて、その後に「諸国名橋奇覧」がくるような印象です。
「諸国瀧廻り」の中では「木曽路ノ奥阿彌陀ヶ瀧」が一番印象に残っています。
下記はボストン美術館展で買ったポストカード。
これを見るといつもRPGゲーム「クロノ・トリガー」のゲートを思い出してしまう。
北斎のデザインセンスが凄い。
うーん、懐かしい。
■略歴
年 | 内容 |
---|---|
1760 | 生誕 |
1795 | 北斎宗理の号を使用 |
1798 | 北斎、可侯、辰政の号を使用 |
1805 | 葛飾北斎の号を使用 |
1810 | 戴斗の号を使用 |
1814-49 | 「北斎漫画」刊行 北斎の死後は門人(?)の作で明治まで続刊 |
1831-33 | 「冨嶽三十六景」刊行 落款は北斎改為一筆など |
1833頃 | 「諸国滝廻り」刊行 落款は前北斎為一筆など |
1833-34 | 「諸国名橋奇覧」刊行 |
1835頃 | 「百人一首乳母かゑとき 柿の本人磨」 |
1849 | 死亡 |
【美術情報】葛飾北斎「百人一首乳母かゑとき 柿の本人磨」
柿の本人磨の歌を基に描いた作品です。
「あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の
長々し夜をひとりかも寝む」
「あしびき」から引き網漁、「ひとりかも寝む」を小屋の中にいる人物(人麿自身)で表しています。
「乳母かゑとき」は乳母が子供に和歌の内容を説明するという意味だそうです。
その時代の風俗に見立てられることもあります。
まとめ
堅あげポテト自体は堅めのポテトチップスが好きな人なら間違いないです。
うすしお味が一番好きですね。
以上
コメント