スケッチや落書きに使用している道具を紹介します。
初心者はボールペンで描くか、鉛筆+水彩色鉛筆の組み合わせが手軽で良いと思います。
画筆
筆ペン
<筆ペン(墨)>
・顔料
・青墨
・極細
・うす墨
・うす墨(改造)
・濃墨
・すき穂
筆ペンのスケッチにはぺんてるの筆ペンを使ってます。
顔彩で色を塗ることが多いので、顔料タイプをメインで使ってます。
青墨も顔料タイプですが、墨の出が良くてかすれ難いです。
ただし、線が太くなりやすいです。
色も真っ黒ではなく少し明るい感じです。
水墨画風に描く場合は、染料タイプの極細、うす墨を使います。
(改造)は中のインクを水で薄めてます。
最初にどの筆ペンを使うか考えた時に、「ぺんてる」か「呉竹」が候補にあがりました。
メインで使うものはすぐに手に入るものが良いので、この2択になりました。
- 手に入りやすい
- 種類が豊富
1本ずつ試して、筆先の弾力が好みだったので、ぺんてるを選びました。
文房具屋で定番そうなものを選んでいます。
- ぺんてる筆〈極細〉(品番:XFL2F)
- くれ竹筆 極細 墨液(品番:DL152-24B)
筆ペン自体に慣れてから試すとまた印象も変わると思います。
そのうち別の筆ペンに変更するかもしれません。
珍しい種類よりも定番を選ぶのが無難かと思います。
気に入っても製造されなくなったら悲しいです。
筆ペンのスケッチについて下記に記載しています。
<水筆ペン>
・ぺんてる Vistage みず筆 中
・ぺんてる Vistage みず筆 大
・呉竹 フィス水筆ぺん 平筆 セリース
・呉竹 フィス水筆ぺん 中
・呉竹 フィス水筆ぺん 大
水墨画風に描く時に、墨をぼかす為に使います。
水彩色鉛筆や顔彩で色を塗る際にも使います。
(顔彩を使う時は絵筆を使うことが多いです。)
水筆も主にぺんてるの中を使ってます。
最初は呉竹の大を使ってました。
ぺんてるの大の方が水が出過ぎてる気がしました。
はがきサイズの紙だと少し出過ぎのようで扱いにくかったです。
選ぶ基準は水の出る量と、筆の太さです。
水の量と筆の太さから、現在はぺんてるの中に落ち着いています。
ただ、これは絵の大きさによって変わりますね。
平筆だけ呉竹のものを使っています。
空を描く場合に水を塗ってから色を滲ませることが多いので、その時に役立ちます。
呉竹の平筆はパーツを外すと幅を広げることもできるので便利です。
<筆ペン(金の穂・銀の穂)>
・ぺんてる筆 金の穂
・ぺんてる筆 銀の穂
水性顔料インキでメタリックなインクです。
修正液と同じように固まったり分離しないように中に球が入っています。
なんか格好良さそうだからで買ってしまった筆ペンです。
詳細と使ってみた結果を下記で記載しています。
絵筆
・中筆
・文林堂 削用筆
・朱陽堂 面相筆
色を塗る時に使います。
基本は中筆のみあれば十分です。
細かい部分を面相筆で塗ったりしてましたが、はがきサイズだと今は殆ど使わないです。
削用筆は中筆の予備として使ってます。
緑を使っている時に少しだけ茶を使いたい時に使ったり、
ぼかす用の水筆代わりに使います。
あまり気にして使い分けはしていません。
鉛筆
下書きや水彩画の主線用に使います。
筆箱に5B入れてはいますが、実際に使っているのはHBだけです。
小学校の頃からの鉛筆が消費できずに残っています。
ボールペン
<ボールペン>
鉛筆より手っ取り早いかもしれません。
消せない分完成度を上げるのは難しいですが、多少の失敗も割り切ることで時間は削減できます。
<フリクションボール>
ノートでスケッチする際に時々使います。
フリクションボールは消すこともできるので、簡単なスケッチには便利です。
詳細と使ってみた結果を下記で記載しています。
紙類・スケッチブック
持ち運びやすいサイズはA4以下です。
はがきサイズに近いのはF0、B6です。
外で描くなら手に持って描くことも想定して選んだ方がいいです。
- F0(185×142)~F3(272×217)
- B6(128×182)~B5(182×257)
- A5(148×210)~A4(210×297)
バインダー・和紙・クリップ
<バインダー>
スケッチで使う支持体です。
株式会社リヒトラブの「AQUA DROPs クリップファイル」を使っています。
シンプルなデザインで、中に紙を入れるポケットもあり、気に入ってます。
しいて言えば、ポケットから紙がはみ出しやすいことが惜しいです。
紙の端がはみ出て折ってしまうことがあるので、折り返しみたいなのが欲しい所です。
<和紙>
スケッチ用にはがきサイズの和紙を使っています。
左側は京都文化博物館にある楽紙舘で入手しました。
カットされた和紙は安くて便利です。
名刺位のサイズのものも売ってました。
スケッチに向いていない紙もあるので、試してから好みで使います。
右側は京都の市街地で家の前に紙の無人販売があり、100円で買った和紙のメモ帳です。
どういう和紙かわかりませんが、凹凸が無くスケッチに支障はありません。
<クリップ>
複数本同時に使いたい場合にバインダー用のペンホルダーとして使います。
工房Qさんのクリップペンフォルダーを見て、自分で作りたくなって100均の材料で自作しました。
アイデアが素晴らしいです。
付けた分重くなるのでスケッチで時間がかかる場合は注意が必要。
画仙紙
F5判、色紙サイズは家で模写や水墨画用に使ってます。
画仙紙はがきは何度かスケッチに使いました。
<画仙紙はがき>
・絵手紙練習帳(RP2)
絵手紙練習帳は殆ど滲みませんでした。
・画仙紙はがき(AO-20L)
水で湿らせてから色を塗りましたが少し滲みます。
滲みが広がっていく感じではないです。
・画仙紙はがき(AO-35L)
未使用。
・画仙紙はがき(AO-40L)
墨をよく吸収するので、ゆっくり描いていると太くなりやすいです。
色を塗る時は、水で紙を湿らせればかなり滲みそうです。
スケッチブック
<マルマン ヴィフアール>
・S33VA:F3 (229x294mm) 細目
4冊目で現在使用中のスケッチブックです。
3冊目のミューズ(HW-2203)と同じサイズで、今回は細目のタイプを選びました。
筆ペンで描く場合は目が粗いと描き難く感じたので、細目を試してみます。
※2022.12.28 使用開始
※しばらく使ってみて、追記します。
以下は以前使っていたスケッチブックです。
<①:マルマン 図案スケッチブック>
・S160:B6 (122×177mm) 中目?
最初に買ったスケッチブックです。
少し凸凹のある画紙です。
主に鉛筆+水彩色鉛筆のスケッチで使ってました。
特に描きにくいとかは感じなかったです。
一番有名なスケッチブックと言っても過言ではありません。
テレビ業界でも御用達のマルマンのスケッチブック。
万能タイプであり、安くてどこの文房具屋にもあるので、初心者にはお勧めです。
ペン画、水彩画、鉛筆画、色々描きたい人にも良いと思います。
水彩画を中心でやるなら水彩画に特化したスケッチブックを選ぶのもありです。
次に買ったミューズのスケッチブックの方が筆の滑りは良かったです。
<②:ミューズ ペインターブック>
・A-8200:F0 (180x140mm) 中目?
2冊目のスケッチブックです。
(1冊目を使い切ってから買ったわけではないので、タイミングは重なります。)
1冊目よりは凸凹が大きいですが、厚みのある凸凹ではないので気になる程ではありません。
絵の具の発色が良いのでマルマンの図案スケッチブックより水彩画には強い感じがします。
マルマンより若干高いので値段相応の差とは思います。
<③:ミューズ ホワイトワトソンブック>
・HW-2203:F3 (273x220mm) 中目
3冊目で現在使用中のスケッチブックです。
少し大きいサイズも描いてみたくなって選びました。
※2022.11.04 使い切りました。
かなり凸凹がはっきりしています。
筆ペンや絵筆で軽く撫でると塗り残しが出ます。
しっかり塗るか、かすれも良い味になるように描く必要があります。
(HW-22**からHW-24**に変わってる。)
ノート
<リングノート>
聖書サイズ (108x174mm)
360度開けてリーフの差し替えができるリングノートです。
軽くて使いやすいです。
耐久性は低そうですが、壊さずに使えています。
N-4080の方はレザー調で少し値段が上がります。
N-5020は予備と試しで買ったのですが、N-4080が使えているので未使用です。
元々は仕事用に買ったシステム手帳を使わなくなり、余ったリーフの使い方を考えていた時に見つけました。
美術館でのメモ帳として使えますし、ちょっとしたスケッチにも使えます。
今検索してみると、このサイズはもう売ってないようです。
予備も買っておいて良かったです。
リフィルはどこのでも使えますからね。
<ノート(綴じノート)>
線のない自由帳です。
主に家での落書きに使ってました。
スケッチに使うこともあります。
絵具
顔彩
スケッチ後、家で色を塗るのに使っています。
外で使う予定はありません。
家ではクリアケースに入れてます。
丁度良い入れ物が無くて困っていたのですが、100均のクリアケースにマジックテープを貼って取り外しできるようにしました。
ついでに、紙に塗った状態が確認できるように色見本を付けています。
最初は12色か18色のセットが無難です。
後から欲しい色を追加しましょう。
水彩色鉛筆
顔彩を使う前はよく使っていました。
パレットや筆洗いも不要の為、かなり楽です。
ただ、細かい色作りはしにくいです。
強めに塗ると水で溶かしても線が残ったりするので注意が必要です。
ケースに入れたまま直接に筆で芯を溶かして、紙に塗ってました。
今は商品名に「第2章」が付いた別バージョンが売られているようです。
水彩色鉛筆を使ったスケッチについて下記に記載しています。
色鉛筆
手軽な彩色道具です。
色鉛筆のみで描くか、鉛筆との組み合わせで描くのが定番です。
色鉛筆を使ったスケッチについて下記に記載しています。
その他
消しゴム・練り消し
<消しゴム>
普通の消しゴムです。
特にこだわりはありません。
<練り消し>
筆箱に入れる時は汚れないように100均のコンタクトケースに入れてます。
時間が立つと固くなるので、使う前は軽く練ってから使います。
水彩画用の紙や、和紙などはこすると痛みやすいので、練り消しを使うことがお勧めです。
練り消しの方が消す強さを調整しやすく、細かく消すこともできます。
ただし、柔らかいので、強く描かかれたものは消しにくくなります。
どちらにしても、基本的には何度も消すことはよくありません。
ちなみに、プロの絵画作品も習作と呼ばれる練習用の絵を描いてから本番用に描きます。
本番用は練習用とは違い、画材や紙もいいものを使うので失敗はできません。
練習することで本番で何度も線を描き直さず、綺麗に描くことができるのです。
プロの作品は技術だけでなく、下準備もしているから凄い作品ができるのです。
手間にはなりますが、完成品の質を上げるのであれば一度試し描きをするといいです。
一度描くことで消す回数が減り、全体の把握もできます。
絵皿・筆洗い・筆拭き・筆巻き・下敷き
<絵皿/パレット>
はがきサイズなら大体は梅皿一つで十分です。
スケッチブックだと量が必要になる場合があるので、追加で絵皿を使います。
陶器製なので汚れが取れやすいです。
ツルッとした手触りが好きです。
お手軽なのはプラスチック製の絵皿です。
パレットでも問題はありません。
100均でも売ってますね。
<筆洗い>
陶器製を使ってますがプラスチックで問題はありません。
<筆拭き>
古いハンドタオルを使ってます。
水を吸収出来れば何でもいいです。
<筆巻き>
絵筆を巻いて保管します。
100均にある書道用で十分使えます。
<下敷き>
書道用の下敷き(フェルト製)です。
色を塗る時に下に染みそうな時は下に敷いて描きます。
当然ですが、鉛筆やボールペン用ではありません。
紙を敷いても良いですが、水を多く含ませて塗る場合は紙を厚くするか、フェルト製の下敷きを選ぶ方が良いです。
薄い紙はすぐ下まで染み込んでしまい、危険です。
水入れ
携帯用の水入れです。
筆ペンのペン先を湿らせたり、水筆用に使います。
液体を入れる容器なら何でもいいです。
100均の化粧品コーナーで売っていた容器を使ってます。
羽根箒
埃や消しゴムのカスなどを払うのに使うものですが、使ってません。
なんか格好良さそうだから買ってしまいました。
以上
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