2023年11月に読んだもの、または思い出した漫画の感想です。
主に完結しているものを中心に書きます。
No | 作品名 | 著者 | 出版社 | 巻数 | 評価 | 備考 |
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1 | テンマクキネマ | 佐伯俊(作画) 附田祐斗(原作) | 集英社 | 全3巻 | C | 2023年 週刊少年ジャンプ |
2 | 鋼鉄の華っ柱 | 西森博之 | 小学館 | 全9巻 | B | 2010~2012年 週刊少年サンデー |
3 | アヤシモン | 賀来ゆうじ | 集英社 | 全3巻 | C | 2021~2022年 週刊少年ジャンプ |
テンマクキネマ
週刊少年ジャンプで連載していた映画撮影をテーマにした学園青春ものです。
ジャンプで珍しい料理漫画でヒットもした「食戟のソーマ」のコンビによる漫画です。
実績もあったので期待されていたと思いますが、全3巻の打ち切りでした。
他紙で「海が走るエンドロール」が話題になってることもあり、ジャンプも映画に手を出したのだろうか。(真相は不明)
映画好きの中学生が劇場で脚本家の幽霊と出会い、色々あって映画撮影を始めることになります。
ヒロインや仲間たちと協力して映画を作っていく青春ストーリーですね。
悪くはなかったんですが、ずっと悪くはないが続いている感じでした。
主人公に幽霊が憑くパターンは「ヒカルの碁」を思い浮かべますが、ファンタジー設定は無くても良かったかな。
きっかけは何でもいいから映画作りの勉強を始めて、成長していくだけで十分面白くはできそう。
キャラや人間ドラマが面白ければ、どんなテーマでも漫画は面白んじゃないかと改めて思った。
最終の第3巻には番外編と特別読切が載っています。
・番外編
テンマクキネマの最終回の数年後が描かれており、漫画としてはこれで綺麗に終っています。
・特別読切「ユーゲンと女霊学級」
2020年25号の週刊少年ジャンプに掲載された読み切りです。
心霊を扱ったラブコメです。
連載したらバトル展開もあるかな、まぁ、今更連載は無いだろうけど。
鋼鉄の華っ柱
週刊少年サンデーで連載していたコメディ漫画です。
西森先生らしい世界観で面白かったです。
主人公が上手いこと悪い奴らを懲らしめていくのが良かったです。
ただ、主人公の婚約者の話は好きではなかったです。
家のしきたりで、不幸を呼ばないように代々娘を閉じ込めて祈らせて、娘は周りの男の慰み者にされていたとか。
直接的な描写は無いですが、西森漫画にそういうのはいらんな。
アヤシモン
週刊少年ジャンプで連載されていたバトル漫画です。
賀来先生の代表作は一つ前の「地獄楽」で、こちらは連載終了後にアニメ化が決定したヒット作です。
アニメ化が決まった作者の新連載と言うことで、かなり期待はされていたようですが、残念ながら全3巻で終了しました。
妖怪とヤクザものを足した設定で、裏社会を舞台に主人公が暴れる感じです。
主人公が熱血と言うより、戦闘狂だったので好みでは無かった。
あと、ヤクザものというのもあんまり・・・。
少年ジャンプでやるなら、舞台は学校で良かった気がします。
それか、主人公の年齢を上げて、青年誌ですね。
賀来先生は漫画家になる前に週刊少年チャンピオンの編集をやっていたそうです。
チャンピオンの方が合っていたかも。
以上
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