京都の宇治にある「茶づな」という施設です。
展示以外にも食事や物作りなどの体験もできます。
大河ドラマの展示をやっていたので見に来ました。
この後に源氏物語ミュージアムへも伺います。
概要
展覧会 | 期間 |
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[特別展] 光る君へ 宇治 大河ドラマ展 | 2024/03/11 ~ 2025/01/13 ※8/27からリニューアル |
[常設展] ミュージアム | – |
大河ドラマを見ていたので、見に行きました。
衣装が綺麗でしたね。
小道具もいくつかあり、ストーリーを思い出したり、思い出さなかったり。
巡回展/関連の展覧会
展覧会 | 期間 | 美術館 | 都道府県 |
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光る君へ 宇治 大河ドラマ展 | 2024/03/11〜2025/01/13 | お茶と宇治のまち歴史公園交流館 「茶づな」 | 京都 |
光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館 | 2024/01/29~2025/01/31 | 石山寺境内 明王院 | 滋賀 |
光る君へ 越前 大河ドラマ館 | 2024/02/23~2024/12/30 | しきぶきぶんミュージアム | 福井 |
大河ドラマ「光る君へ」展 | 2024/07/13~2025/03/24 | リンク先参照 NHK | 全国 |
大河ドラマ「光る君へ」展 | 2024/10/02~2024/11/25 | 京都アスニー | 京都 |
感想(光る君へ)
衣装
人物 | 衣装 | 備考 |
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藤原道長 (柄本佑) | 白緑色染め指貫袴 青藍色に鬱金色菊丸有職文様織直衣 | 直衣:撮影使用品 袴:複製品 烏帽子:同等品 |
紫式部 (吉高由里子) | 茜色切袴 青藤色染め小袖 真朱色単衣、珊瑚色単衣の重ね 白藤色地に菫色、真朱色、菜の花色花丸文様織物袿 | 袿:撮影使用品 小袖・単衣:複製品 切袴:同等品 |
27話で使われてますね。
等身大パネル
まひろ、道長、彰子の3人です。
彰子の背景は入内の時に道長が用意した屏風歌です。
群青と緑青の山が印象的です。
そう言えば彰子は青が好きでしたね。
終盤は青の衣装に変わったのが良かったです。
ふたりの往復書簡
道長が和歌(ひらがな)で、まひろが漢詩(漢字)で書いています。
平安時代の女性は主にひらがなを使ってましたが、漢詩を使うのがまひろらしいですね。
小道具
道具名 | 備考 |
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まひろが飛ばした草履 実資が綴る日記 道長が綴る日記 | 撮影使用品 複製品 複製品 |
彰子が顔を描いた瓢箪 まひろから道長へ物語執筆承諾の文 まひろが書き、一条天皇が読んだ物語 | 複製品 撮影使用品 撮影使用品 |
実資(ロバート秋山)は良いキャラでした。
ドラマの中では宮中にろくな政治家がいませんでしたが、芸人の秋山が一番まともな政治家を演じているのが面白かったです。
宇治歴史展示
道長がいた頃の宇治の様子を紹介しています。
お香やお歯黒についても紹介しています。
感想(茶づな)
宇治茶の間
入ってすぐにお茶の木があります。
日本最古の茶園で知られる高山寺の木です。
映像スペースでは「茶」の形をした椅子が置かれています。
後半にはお茶の木箱が積まれた場所があり、扉を開けるとお茶にまつわる情報を見ることができます。
絵画がある箱もあったので、載せておきます。
作家名 | 作品名 | 年 |
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歌川広重(三代) | 大日本物産図会 山城国宇治茶摘図 | 1877 |
狩野秀頼 | 観楓図屏風 | 16世紀 |
歴史の間
使われている絵画を載せておきます。
作家名 | 作品名 | 年 | 画像 |
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一陽齋豊宣 (一陽斎豊宣、歌川豊宣) | 源平宇治橋大合戦之図 | 1882 | ① |
落合芳幾 | 木曽征伐宇治川大合戦図 | – | ① |
粟田口桂羽 | 御茶壺之巻 | 1800 | ② |
ー | 宇治名所図屏風 | – | ③④ |
著:暁晴翁(暁鐘成) 画:松川半山 | 宇治川両岸一覧 宇治橋東岸望む 平等院 萬福寺 宇治川の下流 | 1863 | ③ ③ ③ ⑤ |
著:秋里湘夕(秋里籬島) 画:竹原春朝斎 | 都名所図会 茶摘み 蛍狩り | 1786 | ③ ④ |
ー | 鳥獣人物戯画絵巻 | 平安~鎌倉 | ⑤ |
ー | 白山神社之図 | – | ⑤ |
模写:狩野晴川、狩野勝川 | 職人尽歌合(模写) 五十番 田楽 猿楽 | 1769 | ⑥ |
月岡耕漁 | 能楽図絵二百五十番 能「頼政」 狂言「通圓」 | 1897-1902 | ⑥ |
<職人尽歌合>
「七十一番職人歌合」(室町時代)の色を付けた模写本で、全部で3巻あります。
展示は2巻51番の「田楽 猿楽」です。
1巻:1~34番
2巻:35~71番
3巻:歌
2巻の巻末に書いてる文を見ると明和六年(1769年)に模写されたもので、模写元は絵師の土佐光信が絵を描いて歌を公卿の甘露寺親長が所有していたものと思われます。
(古文書がまだ読めない)
比較するとポーズやデザインも同じなので、模写ということがよくわかります。
・七十一番職人歌合
室町時代に成立した職人が題材の歌合(※)。
作者は画:土佐光信、筆:東坊城和長、画中詞:三条西実隆、と言われている。
※歌と2つの絵を合わせた形式
職人尽歌合
田楽 猿楽(2巻 17番目の画像)
七十一番職人歌合
田楽 猿楽(56番目の画像)
以上
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