【美術】企画展細見美術館の展示品(2011~2012コレクション展)

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京都の細見美術館で展示品をメモ帳に落書きしたものです。

No展覧会期間
[コレクション展]
麗しき日本の美 琳派りんぱを愉しむ
2011/01/28 ~ 04/17
[コレクション展]
アートキャンパス
2012/10/06 ~ 12/24

落書き

落書き① 鹿と藤原仲文

■基本情報

月に萩鹿図
鹿(「月に萩鹿図」より)
藤原仲文
藤原仲文(「歌仙図色紙」より)
制作情報

[制作日]
2011年04月08日 落書き

[道具]
・鉛筆
・ノート(メモ帳:ポケットサイズ位)


考察

初めて美術館で絵を描きました。
鹿のユーモラスな顔が印象的だったので、後で調べようと思ってメモ代わりに描きました。
藤原仲文はおそらく描きやすそうだったからついでに描いたんだと思います。

ちょっとした時にでもすぐに絵にできるようになればいいな、と思っています。
気に入った作品名があれば、作品名だけでなく、絵でメモするのもありですね。
もちろん周りの迷惑にならないことは前提です。

ナツメ
ナツメ

描く機会を増やすことは大事!


■原図

・中村芳中ほうちゅう「月に萩鹿図はぎしかず

俵屋宗達たわらやそうたつ歌仙図色紙かせんずしきし藤原仲文ふじわらのなかふみ)」


■展覧会情報

麗しき日本の美 会期:2011年1月28日−4月17日

(参考)「麗しき日本の美 後期:琳派を愉しむ」⇒本展チラシ(PDF


【補足】

・中村芳中
中村芳中は江戸時代後期の画家です。
琳派でよく使われる「たらし込み」を使った作品が多く、琳派の絵師として分類されます。
「たらし込み」は乾く前に追加で筆から垂らして滲ませることで描く技法で、知ってると使っている作品を見ただけで「琳派っぽい」って思うようになります。

・俵屋宗達
俵屋宗達は江戸時代初期の画家です。
琳派の祖とされ、「風神雷神図屏風」(建仁寺所蔵・京都国立博物館寄託)で有名です。
琳派は簡単に言うと俵屋宗達・本阿弥光悦の作品に影響を受けた後世の人達です。

風神雷神図屏風

出典:京都国立博物館

・藤原仲文

藤原仲文は平安時代の歌人で、三十六歌仙の一人です。
後半生は地方官として各地を転々としていたようで、何かあって飛ばされたのではないかと想像してしまいます。

内容補足

「有明の月のひかりを待つほどに我がよのいたくふけにけるかな」(拾遺和歌集しゅういわかしゅう 436)

「我が夜」と「我が世(人生)」の両方が更けことを意味します。
掛詞かけことばというものです。
左読みになってますが、左上に「右」と書かれています。
歌合うたあわせという左右二組を並べて比較する遊戯があり、右方みぎかたに配置されたことになります。

落書き② 若冲の鶏

■基本情報

花鳥図押絵貼屏風
花鳥図押絵貼屏風
制作情報

[制作日]
2012年11月17日 落書き

[道具]
・鉛筆
・ノート(リングノート)


■考察

下記の1回目から1年半ぶりで2回目のスケッチです。
描いてみたくなって鑑賞中に描きました。

若冲じゃくちゅうが好きなんです。
メモレベルなので綺麗に描いているわけではないですが、鶏自体は割と描けてます。

若冲の特徴は再現に至らないですね。

ナツメ
ナツメ

若冲の鶏は唯一無二!!


■原図

・伊藤若冲「花鳥図押絵貼屏風かちょうずおしえばりびょうぶ右隻うせき)」※第三せん(右から三番目)


■展覧会情報

アートキャンパス 会期:2012年10月6日-12月24日

(参考)「アートキャンパス2012 -日本美術の見方 いきもの編-」⇒本展チラシ(PDF


■補足

・伊藤若冲とは

伊藤若冲は江戸時代の画家です。
日本画の中でも特に人気のある画家で、世界的にも知られています。
特別展が開催されれば常に行列ができます。

特ににわとりをたくさん描いていて「鶏の画家」とも呼ばれています。
鮮やかな彩色画も良いですが、水墨画は全く違ったテクニックが使われています。

・お勧めの作品

代表作である「動植綵絵どうしょくさいえ」は一度は見て欲しい作品です。
元は京都の相国寺しょうこくじの所蔵でしたが、訳あって皇室に献上され、現在は宮内庁で管理されています。

過去の展覧会で展示されており、展覧会図録が下記よりダウンロードできます。※約100Mあり。
PDFページ:20-21(図録ページ:16)で全30幅が見れます。

三の丸尚蔵館で行われた展覧会の図録は公開されているんですね。
左のサイドメニューの「これまでの展覧会図録一覧」から全部見れます。
凄いボリュームです。
日本美術が好きなら必見だと思います。
利用には注意が必要ですが、閲覧は自由です。

落書き環境

展示内容により混むこともこともありますが、空いてればメモ位なら書いていても大丈夫です。

美術館なので、空いてればメモ程度なら大丈夫です。

※基本的にスケッチをする場所ではありません。

場所

概要

京都にある細見ほそみ美術館です。
実業家の細見亮市(古香庵)と、長男の實、三代目の良行、の収集品を展示している美術館で、1998年に開館しました。

ここは大きな美術館ではないですが、日本画の名品が多く、時々見に行きます。
出入口の鉄扉(自動ドア)が重々しいですが、中は静かで落ち着いてます。

所在地

電車の最寄り駅は地下鉄東西線の東山駅で、徒歩10分程度です。
京阪を利用するなら三条駅か丸太町駅です。

ホームページ上のアクセス情報ではバスの利用を書かれてますが、三条駅からは徒歩で17分程ですので、歩ける距離です。
海外からの観光客が大勢来ていた頃はバスに乗れないことも多々あったので、徒歩一択でした。

以上

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