千葉県立美術館の50周年記念の特別展です。
美術館と千葉に本社がある株式会社ZOZOの2つのコレクションを集めた展示になります。
概要
展覧会 | 期間 |
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HELLO! コレクション ZOZO×千葉県立美術館 | 2024/04/06~2024/05/19 |
開館50周年記念 コレクション展1 50年の歩み | 2024/05/28~2024/06/30 |
PROJECT UMINOUE 五十嵐靖晃 海風 1978~ 千葉出身の現代アーティスト | 2024/07/13~2024/09/08 |
浅井忠、あちこちに行くーむすばれる人、つながる時代ー 1856年~1907 千葉出身の洋画家 | 2024/10/30~2025/01/19 |
開館50周年記念 コレクション展2 千葉県立美術館100選 | 2025/01/28~2025/03/30 |
1974年の開館から50周年ということで今年度は50周年記念の展覧会が開催されています。
今回は第1弾で、ZOZOの所蔵品も見れるので貴重な機会だったかもしれません。
最寄り駅の「千葉みなと」へは千葉駅からモノレールできました。
宙吊りタイプの「懸垂式モノレール」です。
大阪は下にレールのある「跨座式モノレール」なので、珍しかったです。
左側の車両はパンの「ロイヤルブレッド」のデザインです。
青が綺麗で一瞬、豪華列車かと思いました。
一応調べてみると、山崎製パンは千葉で創業していました。
右側の車両は株式会社フィニッシャーリースという千葉に本社を置く会社のデザインです。
アスファルト舗装の機械を提供する会社でした。
(2024/06/16追記)
大阪のモノレールに乗ってきました。
門真~大日の真ん中らへんです。
感想
コレクション展なので、美術館を代表する所蔵品が展示されてます。
今回は近代の洋画、日本画と現代アートがメインで、好きな画家も見れて良かったです。
展示室3部屋分だったので、数は多くないですが、300円だったので十分でした。
帰りの時間の都合もあったので、丁度良い量でした。
カミーユ・コロー|フォンテンブローの石切場/ナポリ近郊の想い出
作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
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カミーユ・コロー | フォンテンブローの石切場 ナポリ近郊の想い出 | 1835-1840 1860-1865 | ー |
バルビゾン派の画家で、銀灰色と呼ばれる独特の色彩の風景画が人気の画家です。
美術館に行き始めの頃に見て好きになった画家です。
やっぱり木々の表現が一番好きですね。
なんか癒されます。
津田信夫|月下妖麗
香取秀真|鳩香炉
作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
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津田信夫 | 月下妖麗 | – | ー |
香取秀真 | 鳩香炉 | 1949 | ー |
津田信夫(1875-1946)と香取秀真(1874-1954)は千葉県出身の鋳金工芸作家です。
月を見上げる狐と、古代青銅器の模様を描いた鳩の香炉です。
石井林響|木華開耶姫/和気清麿
作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
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石井林響 | 木華開耶姫 和気清麿 | 1906 1907 | ー |
先ほど、千葉市美術館で見た石井光楓の師です。
名前のみ紹介されていたので、作品を見れたのは嬉しいです。
綺麗な歴史画です。
東山魁夷|秋深/春雪
作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
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東山魁夷 | 秋深 春雪 | 1975 1973 | ー |
秋深は下から見上げたような構図で、薄暗さが、秋の静かな夜のように感じられます。
春雪はまだ雪深い山です。木に積もる雪は薄くなってきた所かな。
東山魁夷は戦後から亡くなるまでの間(1945-1999)、千葉県市川市に住んでいたということもあり、千葉に縁の深い画家だったようです。
クワクボ リョウタ|千葉県の形
作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
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クワクボ リョウタ | 千葉県の形 | 2023 | ー |
シェイプト・キャンバスと呼ばれる四角ではない、変形したキャンパスに描いた作品です。
この形はもうチーバくんにしか見えないです。
改めて凄いキャラです。
ちなみに、県美はチーバくんの喉元辺りになります。
江口寿史|手をつなごう
作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
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江口寿史 | 手をつなごう | 2022 | ー |
2022年の個展開催時にライブドローイングで作られた作品です。
江口寿史は週刊少年ジャンプで「すすめ!!パイレーツ」、「ストップ!! ひばりくん!」がヒットした漫画家です。
ひばりくん以降は漫画家としての活動が減ったこともあり、今はイラストレーターとしてのイメージが強いのかもしれません。
佐藤忠良|ラップ帽
作家名 | 作品名 | 年 | 備考 |
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佐藤忠良 | ラップ帽 | 1982 | 常設展示の彫刻 |
数少ない名前を知っている日本の彫刻家です。
街中でも見かけることがあります。
彫刻家ですが、絵本の「おおきなかぶ」の作画でも有名です。
以上
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